この記事を読まれている方の中には
- ゲーム業界に就職したいけどどんな仕事があるかわからない
- ゲーム業界への就職は難しいって本当?
- せっかくなら好きなことを仕事にしたいけどうまくいくか心配
などと考えられている就活生や転職活動中の人も多いのではないでしょうか?
私はエンタメ・イベント業界に10年ほど在籍していますが、ゲーム業界の方ともお仕事させていただいております!
この記事では「ゲーム業界の基礎知識」や「ゲーム業界への入り方」について解説しています。
好きを仕事にできるのは憧れの一つですよね。
ぜひ記事を最後まで読んで、憧れのゲーム業界を目指していきましょう!
すでにでもゲーム業界への就職・転職活動を進めたいという方は、以下をご確認ください。
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ゲーム業界への就職難易度が高いと言われる理由3選
ゲーム業界への就職が難しいと聞きますが、その大きな理由は以下の3つです。
- 大手企業の倍率が非常に高い
- 求められる知識やスキルのレベルが高い
- 中小企業の場合は即戦力が求められる
順番に説明していきます。
1.大手企業は倍率がものすごく高い
ゲーム業界は全体的に人気が高いですが、誰もがゲーム会社と聞いて真っ先に思いつくような超有名な大手企業は、特に人気が集まりやすく倍率が非常に高くなりがちです。
なぜなら、有名タイトルのゲームソフトやハード機器は圧倒的に大手企業が販売しているケースが多く、子供のころから触れてきていたり、TVCMや番組で特集されていたりと目に触れる機会が多く、抜群の知名度を誇るからです。
また、大手企業であるほど福利厚生が充実しているため、安定して働きたいと思う多くの学生や転職活動中の方が注目しています。
倍率が高いということは採用サイドも集中する応募者をふるいにかける必要があるため、自然と採用試験も難易度が上がっていきます。
2.求められる知識やスキルが高い
上述のように、業界自体、特に大手は人気も倍率も高いことから、当然求められるゲームに関する知識やスキルも高くなります。
ある程度の学歴が求められることはもちろん、プログラミングの知識やスキル、実際に制作したポートフォリオの提出を求められることも少なくありません。
周りとの差別化できる要素を持っておくことが重要です。
3.中小の場合は即戦力が求められる
大手以外にも中小企業やベンチャーなどのゲーム会社は数多く存在します。
大手に比べると会社規模や設立から日が浅いなど、人材不足のケースが多く、即戦力を求められる傾向があります。
人数の少なさから、任される業務範囲も広かったりするので、一から丁寧に業務を教える必要のある未経験者よりも、経験者が欲しいというのが実状でしょう。
しかし、未経験者を募集している会社もあるため、募集要項をしっかりと調べてみることをおすすめします。
ゲーム業界ってどんなところ?
ゲーム業界と聞いてイメージするのはどんな会社でしょうか?
任天堂やソニー、カプコンその他など、大手企業を想像される方も多いでしょう。
新型コロナウイルスの影響により、多くのエンタメ業界では大打撃を受けていました。
そんな中、「巣ごもり需要」で堅調に売上を伸ばしていたのがゲーム業界です。
その安定性やクリエイティブな職種であったり、自由な働き方が可能な職種も多いことから、人気の業界であると言えるでしょう。
ゲーム業界って大変なの?
残業が多い会社もあるのは事実
ゲーム業界は比較的残業が多い仕事です。
大きな理由は、ゲーム制作のためのスケジュールを厳守するためにあります。
リリースまでの期日が決まる中、一つの遅れが全体の遅れにつながる恐れがあるので、期間厳守のために残業が発生することも多いようです。
また、技術革新の速さについていく一方、前例がないことにチャレンジしていく仕事になるため、トラブルがはっせいすることもしばしば。
その対応で深夜まで作業することもあるでしょう。
プレッシャーの多い環境もある
スマートフォンの登場で爆発的にゲームの種類が増えた一方で、ユーザー満足度のハードルは年々上がっています。
評価されないとすぐに埋もれる現実を背に、常にクオリティを高める努力が必要な現場になります。
プレッシャーも非常に高い環境であるといえるでしょう。
人の入れ替わりも激しく人材不足の会社も多い
ゲーム業界では常に求人募集がされているのはご存知でしょうか?
それは、慢性的な人手不足によるものです。
ただし、単純に人が足りないのではなく、優秀な人がすぐに転職してしまう環境があるため、優秀な人材が足りていない、ということです。
ゲーム制作におけるプログラマーたちは常に情報のアップデートが必要なため、ある程度経験を積むと次のステージに進もうとする人が多いのも事実としてあるでしょう。
ゲーム業界の基本的な職種7選
ゲーム業界の主な職種は以下の7つです。
- ゲームプロデューサー
- ゲームディレクター
- ゲームプランナー
- ゲームプログラマー
- デザイナー
- サウンドクリエイター
- デバッガー
順番に解説していきます。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲーム作りにおいてプロジェクト統括をする仕事です。
ゲーム制作における予算やスケジュールの管理、チーム編成、広報活動全般の企画などを行います。
ゲームプロデューサーの業務内容は多岐にわたるため、その仕事に就くためにはゲームディレクターを経験する必要があります。
仕事柄、求められる能力はマネジメント能力、コミュニケーション力、企画力、プレゼン力などです。
ゲームディレクター
ゲームディレクターは、ゲーム制作現場における現場監督のような仕事です。
プランナーやシナリオライター、デザイナーなど多くの関係者と共にゲームの企画を考え、現場スタッフたちへ伝達する役割です。
企画力だけでなく、マネジメント力やコミュニケーション力などが必要になるでしょう。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの企画立案やプロジェクトの進行管理、クオリティチェックが主な仕事です。
プロデューサーやディレクターたちと連携して、プロジェクト全体の進行管理の役割を担います。
プランナー自身に特別な技術は求められませんが、ゲームの制作方法やシステムなど、ゲーム制作全般に関わる知識を身につけている必要があります。
ディレクターと同じように多くの関係者との調整を要するため、コミュニケーション力がある方がよいでしょう。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、エンジニアが作成したゲームの設計書に基づいて、実際にプログラミングの作業を行うのが仕事です。
企業によって、具体的な仕事内容は変わってきますが、プログラミング後のテストの実施やバグが発生した際の修正対応なども業務範囲となるでしょう。
プログラマーの仕事には、プログラミングの知識と技術が必須となってきますので、目指す方は勉強が必要です。
また、プログラミングの世界は知識のアップデートをし続けることが大変重要ですので、継続して勉強し続けられる人が向いていると言えます。
デザイナー
デザイナーは、ゲームの中に登場するキャラクターを始め、アイテムや背景などあらゆるデザインを制作するのが仕事です。
2Dデザイナーや3Dデザイナーと呼ばれる会社もあります。
ちなみに『ゲームデザイナー』は、ゲームの企画立案や進行管理を行うゲームプランナーのことを指すケースが多いので、募集要項はしっかりと確認することをおすすめします。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲーム中のメインテーマ曲や挿入曲、効果音などを作る仕事です。
音楽はゲームの世界観やイメージを左右する重要な役割と言えるため、非常にやりがいのある仕事でしょう。
ゲーム音楽はPC上の音楽ソフトで作るのが一般的です。
作曲スキルや音楽ソフトを使用するための知識や技術が必要になってくる専門的な仕事です。
デバッガー
デバッガーは、出来上がったゲームを実際にプレイして、各所にバグが発生していないか確認をする仕事です。
同じ行動を何度も繰り返し行なったり、ゲーム内の隅から隅まで歩き回ったり、自由にゲームを進めながらバグがないかを確認します。
そして不具合が生じたらバグの修正作業を行います。
プログラミングの知識やスキル、そしてバグを探すための根気よさが必要になるでしょう。
文系でもゲーム業界は目指せる!おすすめ職種5選
文系でもゲーム会社を目指したい方には以下のような職種が選択肢になります。
- シナリオライター
- ローカライザー
- 営業
- 広報
- カスタマーサポート
順を追って説明していきますね。
シナリオライター
シナリオライターは、ゲーム全体のストーリーを考える仕事です。
ゲーム制作の重要なポジションであることは言うまでもありませんが、ポイントはプログラミングなどの知識や技術は必要ない点です。
物語を思い描き、構成していく力、そしてそれを文章として書き起こす力が必要になり、文系の方の力が活かせる分野であると言えます。
シナリオを考えるにあたっては、コンセプトやキャラクターなど企画段階から考えるケースもあれば、すでに出来上がった内容をもとにストーリーを作っていくなど、作品によって仕事の幅は様々です。
特に近年、スマートフォン用のゲームも多く普及する中、そのストーリー性は非常に重要視されているため、どの会社でもシナリオライターの需要は引く手数多です。
ローカライザー
ローカライザーは、日本で作られたゲーム作品を海外向けに翻訳していく仕事です。
ゲームの世界観を壊さないように、各国の言語に翻訳していく必要がある重要な業務です。
また、国によって文化や習慣も異なるため、単純にゲームの世界観を再現するのではなく、それぞれの国の風土に合わせた翻訳をしなくてはなりません。
語学力だけでなく文化や歴史の知識も必要となってくるでしょう。
逆に、海外で制作されたゲームを日本で展開するために、逆に日本語へ翻訳することもあります。
営業
営業は、自社の開発・制作したゲームを家電量販店などで販売してもらえるようにするのがお仕事です。
商品を取り扱ってもらうためには、ゲームのコンセプトからシステム、ストーリーなどを十分に理解した上で、どのように売り込んでいくのかを常に考えていくことが大切です。
最近はソフトだけでなく、DLC(ダウンロードコンテンツ)の販売も増えています。
商品の認知獲得や購買につなげるため、各種イベントを企画するのも営業の仕事の一つです。
広報
広報は、自社のゲームの認知を獲得していくために各種宣伝を行うためのポジションです。
プレスリリースをはじめ、制作発表のためのイベントやテレビCM等の企画を行っています。
スマートフォンゲームに多いですが、他のアニメ作品や他社のゲームとコラボレーションを行うことで、さらに広く認知を獲得する施策を行うこともあります。
Webマーケティングに力を入れ、広告やSNS活用などに力を入れている企業も増えています。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、ゲームのユーザーたちから寄せられた問い合わせやクレームなどを対応するための仕事です。
営業と役割は異なるものの、同様にゲームのストーリーやシステム、展開しているサービス全般に精通している必要があります。
サービス業にあたるため、電話応対のマナーや臨機応変に受け答えを行う柔軟な対応力が必要です。
また、中には理不尽なクレーマーの対応に迫られるのもカスタマーサポートの宿命です。
冷静に対処するための忍耐力も求められるでしょう。
ゲームのサービス向上のために、ユーザーから集まった声を制作チームに報告することも重要にな仕事と言えます。
ゲーム業界に入るコツ
ゲーム会社に入るためのコツは以下の3つです。
- 未経験OKの職場を探す
- プログラミングの知識を身につける
- 専門学校でゲーム制作に関係する勉強を行う
一つずつ見ていきましょう。
未経験OKの職場を探す
即戦力が求められる傾向にあるゲーム業界全般ですが、中には未経験でも大丈夫な会社もあります。
未経験の場合は、ゲームづくりへの意欲的な姿勢や、コミュニケーション力などが重視されます。
学生時代のアルバイトや、前職での経験など、根拠となるエピソードを交えながら、自己PRでコミュニケーション力があることや、ゲーム会社に入って何がしたいのかなど、熱意を伝えられるように準備を行いましょう。
プログラミングの知識を身につける
プログラミングのスキル習得には、独学とプログラミングスクールを活用する方法があります。
独学を選ぶ場合は、入門編の内容から始め、基礎知識の習得から始めると良いでしょう。
とっかかりがないと続けることは難しいので、自分に合っているのかも含め、まずは気軽に試してみることをおすすめします。
お金をかけてでも効率よく学習したい人には、プログラミングスクールの活用をおすすめします。
今はオンライン動画での講義形式をとるスクールも多いため、かけられるコストや学習時間、方法など自信の状況に合わせてスクールを選びましょう。
専門学校でゲーム制作に関係する勉強を行う
ゲーム制作に関する学習のできるゲーム専門学校であれば、プログラミングや企画、デザインなど、ゲーム制作に関連した業務について幅広く学ぶことができます。
色々と学ぶ中で自分の適性を見つけることもできます。
また、共に勉強する仲間もいるため、モチベーションも維持しやすいでしょう。
専門学校の講師陣は現役のゲームプランナーやプログラマーが多いので、現場で必要な知識や技術を学ぶことが出来ます。
卒業後に即戦力として働けるようになりたい場合は、専門学校に通うことも選択肢に入れて見てはいかがでしょうか?
ゲーム業界を目指すための専門学校は、【アミューズメントメディア総合学院】がおすすめです。
ゲーム業界を目指すのに必要な能力は?
ゲーム業界を目指すにあたり、必要となる能力は主に以下です。
- ゲームづくりへの熱い思いと意欲
- コミュニケーション力
- プログラミングの知識
- トレンドやニーズを掴む力
一緒に見ていきましょう。
ゲームづくりへの熱い思いと意欲
新卒や20代の転職であれば、未経験が前提な会社もあるため、スキルの他に熱意や意欲が重要視されるでしょう。
しかし、『ゲームが好き』なのはゲーム業界を目指す多くの人は同じ思いです。
差別化していくためにも、どれだけ熱量を伝えられるのか、未経験だとしても、これまでの経験がゲーム業界でどのように活かせるのかまで深掘りして考えていくことが重要です。
コミュニケーション力
ゲーム業界でもコミュニケーション力はとても重要です。
なぜなら、ゲーム制作において、多くの職種の人たちが連携して一つの作品を作り上げていくため、円滑なコミュニケーションが必要なのです。
プログラミングの知識
プログラミングの知識は決してプログラマーだけに必要なものではありません。
ゲーム業界では即戦力が求められる点で、どの職種を目指す場合でもプログラミングの知識があることは大きな自己PRにつながります。
また、知識があるのとないのでは、就職後の仕事の進め方にも大きく違いが出てきます。
トレンドやニーズを掴む力
ゲーム業界は世界中のユーザーのニーズに応え続ける必要があるため、常に変化や進化を遂げています。
そのため、時代の流れにいち早く乗っていくことが業界で生き残るためには大切です。
トレンドに敏感であったり、情報収集が得意な人は重宝されるでしょう。
おすすめの資格は?
ゲーム業界に就職するにあたっては、持っていることで大きなアピールになる資格があります。
- 応用情報技術者
- 基本情報技術者
- TOEIC
順番に解説します。
応用情報技術者
応用情報技術者は、ITエンジニアとして応用的な知識や技術を持つことを証明する国家資格です。
専門性の高い資格ですが、ゲーム業界を目指す、そこで活躍していくためには持っておくと必ず役に立ちます。
採用試験ですでに持っている状態であれば、他の人よりもその注目度は高いでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者は、情報処理技術者試験という国家試験で取得できる資格です。
IT業界で働くために必要な基礎知識や、情報処理に必要な論理的な考え方ができるかどうかを問われます。
経営やマネジメント問題も出題されるため、ゲーム業界をはじめとするIT関連会社で働くためには持っておいて損はないでしょう。
TOIEC
TOEICとは、英語のコミュニケーション能力を測る試験です。
得点数で実力を測ることができ、高いほど世界で通用する英語力が証明されます。
ゲーム制作に必要となるプログラミングでは英語が使用されるため、英語力は仕事の評価にも直結するといえるでしょう。
一般的に、600点以上の得点を出せば英語力が高いことをアピールすることが可能です。
ゲーム会社での心構え
ゲーム業界に就職するために必要な心構えとはどんなものがあるのでしょうか?
主に3つ紹介していきます。
ニーズに応え続けるためにスキルや知識のアップデートをし続ける
ゲーム業界では、その急速な技術革新や流行に伴うユーザーのニーズの変化など、常に変化をし続けているのが特徴です。
そのため、今までやって来たやり方だけを続けていては業界で生き残ることは難しいでしょう。
常にアンテナを張り、変化するニーズや新しい技術に敏感になり、知識をアップデートし続ける姿勢が大切です。
海外にも目を向ける
かつては日本企業が、世界のゲーム業界をリードしていたことは言うまでもありません。
しかしながら、現在は米国や韓国、フィンランド・台湾など、海外のゲーム会社が上位に入ってきており、海外のゲーム会社の活躍が目覚ましい状況です。
日本の企業がダメになったわけではもちろんありませんが、海外のレベルもどんどん上がってきていると言う事実には目を向けるべきでしょう。
やりたいことに挑戦し続ける
ゲーム業界を目指す人の根底には、面白いゲームを作って見たかったり、自分の実力を試したいと考える人が多いのではないでしょうか?
もしすでに、やりたいことがはっきりとしている方は、その考えは大事にして行動に移すべきでしょう。
また自分のやりたいことが見えていない方は、これからゲーム業界を目指す中で、実現したいことなどをぜひ考えてみてください。
ゲーム業界に入るには?
さて、では実際にゲーム業界を目指すためには何をしたら良いのでしょうか?
具体的な方法をご紹介していきます。
就職エージェントに登録するのが近道
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就職難易度は高いけど、入れたらやりがいは大きい
ここまで、ゲーム業界の基礎知識や必要な能力などを解説してきました。
好きなことを仕事にするためには、それ相応の努力はもちろん必要です。
さらに、入るまでがゴールではなく、入った先にどう行動するかが、人生を豊かにするために考えていくべき重要なポイントです。
ぜひ、ゲーム業界であなたにあった会社を見つけ、自身の人生を豊かにしていきましょう。
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