土日の夜、本番が終わった帰り道でスマホを開いていませんか。
子供が寝てしまう前に帰れなかった。妻には「また今日もいないの?」と言われた。でも業界歴12年、この仕事しか知らない。「エンタメ業界の経験って、他の仕事に活かせないよな」と頭の片隅でずっと思っている。
でも、それは誤解です。
私はコンサート業界で15年以上営業職を続けてきました。その中で、30代の同期や後輩がエンタメ業界の経験を武器にマーケターに転身するケースを何度も見てきました。しかも転職後に年収が上がっているケースも出てきています。
この記事では、エンタメ業界の職種別マーケター転換ルートを整理します。営業・PR・企画・編集・制作、それぞれのポジションから取れるルートが違います。転職後の年収の現実、転職先の選び方、最初に動くべき一歩まで、業界15年の経験をもとに本音でお伝えします。
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エンタメ業界からマーケターへ転職する人が増えている3つの背景

配信・SNS化でエンタメ企業のマーケ需要が急増している
エンタメ業界が変わってきています。
ライブやコンサートの集客がSNSで動くようになった。アーティストのYouTubeチャンネルやTikTokを管理する専任担当が生まれ、サブスクやFCサイトの会員獲得を担うデジタルマーケターが必要とされている。ソーシャルメディアマーケティング市場は2024年に1兆2,038億円(前年比113%)に達し、2029年には2兆1,000億円超に拡大する見通しとされています(サイバー・バズ調査)。
この数字が何を意味するか。エンタメ企業も「マーケティングに投資しないと生き残れない」という判断をしているということに他なりません。そしてその担当者として求められているのが、業界の文脈をわかった上でデジタルも動かせる人材です。
マスメディアンに掲載されているエンタメコンテンツメーカー(ゲーム・映画・音楽)のマーケ担当求人は、2026年5月時点で31件です。SNSグローススペシャリストは年収700〜1,000万円、グロースマーケター・ディレクターは600〜800万円という求人も出ています。
エンタメで培った「人を動かす感覚」は採用現場で評価される
マーケターの仕事の本質は「人の行動を変えること」です。認知させ、興味を持たせ、購入させる。この流れを設計するのがマーケティングです。
エンタメ業界で仕事をしてきた人は、この感覚を現場で身につけています。チケットを売る、集客する、ファンを熱狂させる。普通の業界では体験できないくらい「人の感情が動く瞬間」に関わってきた。
一般的なマーケターが本で勉強する「感情を動かすコピーの書き方」を、エンタメ業界の人は現場で体に染み込ませています。採用担当者はこの「熱量の持ち方」を評価します。
現場ありきの働き方から抜け出す現実的な選択肢になってきた
正直に言うと、30代で家族を持ち、土日の本番対応が続く働き方に限界を感じている場合、選択肢は大きく二つあります。「管理・内勤ポジションに上がる」か「職種を変える」か。
前者は社内ポストの空き次第で自分でコントロールできない。後者のうち、エンタメ業界の経験を活かせる職種転換として「マーケター」は現実的な選択肢のひとつです。
私自身、副業でWebライター・LP制作を始めた頃、「エンタメ業界経験のある人間がマーケティングのことを書く」というポジションが思った以上に差別化になることに気づきました。業界外の人間には書けない「現場の肌感覚」が、コンテンツやライティングの説得力に直結する。転職市場でも同じことが起きています。業界知識があってマーケスキルも持っている人材は、普通のマーケター候補と比べて「希少性」があります。
エンタメ業界の経験は「潰しが効かない」のではなく、「マーケターとしての差別化武器」になります。問題は活かし方を知っているかどうかです。
エンタメ業界の職種別マーケター転換ルート

エンタメ業界と一口に言っても、営業・PR・企画・編集・制作では積んできた経験が違います。転換のしやすさと目指すべきマーケター職種も変わります。
営業職からのルート
コンサート・エンタメ業界の営業職は、クライアント開拓・コンペ提案・プロジェクト管理・数値目標管理など、マーケターの仕事と骨格が重なる部分が多い職種です。
私が15年間の営業キャリアを振り返って気づいたのは、「やってきたことはほとんどマーケティングのプロセスと同じだった」ということです。ターゲット企業を選定して、刺さる提案を持っていく。競合とどう差別化するか考える。数字を追いかけて改善していく。これをBtoB営業でやってきた人は、マーケのロジックに比較的スムーズに入れます。
補完が必要なのはデジタルの実務スキルです。Google広告やMeta広告の運用、アクセス解析(GA4)、SEOの基礎といった最低限のスキルが該当します。主な転職先はBtoBマーケター(SaaS・IT)、セールスマーケ担当、広告代理店のアカウントエグゼクティブ(AE)が現実的です。
営業職からのマーケター転換については、コンサート業界の営業からBtoBマーケに転職するリアルで詳しく解説しています。このルートを検討している方はそちらを先に読んでください。
PR・宣伝職からのルート
PR・宣伝職からマーケターへの転換は、5つのルートの中で最もスムーズな転換といえます。仕事の内容が近すぎて、「職種名の変更に近い」と表現してもいいくらいです。
レコード会社や音楽事務所のPR担当と打ち合わせする機会が数十回ありました。その中で感じたのは、PR担当者がやっている仕事の大半は、マーケターと変わらないということです。ターゲットオーディエンスを設定して、効果的なメッセージを作り、適切なタイミングで発信する。これはマーケの教科書に書いてある内容そのものです。
ただ転換で詰まるポイントが一つあります。「PRはブランド発信側、マーケは顧客獲得側」という違いを採用担当者は必ず見てきます。
広報・PR職は「伝わった」が成果指標になりがちですが、マーケターは「コンバージョン(申し込み・購入)した数」がKPIです。この発想の転換を面接でアピールできるかどうかが合否を分けます。補完すべきスキルはKPI管理の考え方、MA(マーケティングオートメーション:問い合わせや会員をシステムで自動管理するツール)、デジタル広告の基礎の3つです。
主な転職先はコンテンツマーケター、SNSマーケター、インハウスのブランドマーケターです。
企画・イベント職からのルート
企画・イベント職の強みはプロジェクトマネジメントと「体験設計」の感覚です。
イベントを企画する仕事は、参加者が何を期待して来るかを考え、当日の動線・演出を設計し、終わった後に「また来たい」と思わせる体験を作る仕事です。これはCX(顧客体験)マーケティングと呼ばれる領域と本質的に同じです。
課題は「デジタル計測」の経験がない点です。オフラインの体験設計は得意でも、Webサイトの訪問者数やメール開封率といった数字に慣れていないケースが多い。LTV(顧客生涯価値:一人の顧客が生涯で支払う総額を示す指標)の概念や、マーケティングファネル全体の流れを学ぶとキャリアチェンジがスムーズです。
主な転職先はイベントマーケ担当、コミュニティマーケ、エンタメ企業のインハウスマーケターです。
編集・コンテンツ職からのルート
編集やコンテンツ制作の経験者にとって、最もフィットするのがSEOコンテンツマーケターやオウンドメディアの運営担当です。
「読者が何を知りたいか」を考えてコンテンツを作る仕事は、マーケターが「ユーザーが何を検索するか」を考えてSEO記事を作る仕事と骨格が同じです。音楽メディアや音楽雑誌で編集をしていた人は、コンテンツマーケターとして即戦力に近い評価を受けるケースがあります。
補完すべきはSEOの基礎(キーワード選定・内部リンク設計)とアクセス解析ツール(GA4)の操作です。KPI設定の経験がない場合は「記事ごとの目標アクセス数や問い合わせ数を自分で設定して管理する」という発想を面接でアピールすると評価されます。
制作・AD職からのルート
AD(アシスタントディレクター)や制作スタッフは、現場全体のプロセスを把握しています。クリエイティブがどう作られ、どう配信され、どう反応されるかの一連の流れを肌で知っています。
ただし、転換で最も詰まりやすいのがこのルートです。制作のプロとして評価されてきたため、「誰のために何を達成するのか」という逆算思考が薄い場合があります。
制作職からマーケターに転換する場合、採用担当者が最も気にするのは「マーケティング思考の有無」です。クリエイティブを作る技術は評価されますが、「この施策でCV(コンバージョン)を何件増やす」という目標設定から逆算して動けるかが問われます。面接前に「自分のやった制作がどんな結果を生んだか」を数字で整理しておくことをおすすめします。
主な転職先は広告運用担当(クリエイティブ側)、プロモーション担当、クリエイティブプロデューサーです。
業界の中の人と話してから判断したい方は、専門エージェントとの面談で「自分が今動くべきか」を客観的に評価してもらうのが早道です。
転職先の選び方 エンタメ特化型と業界横断型を比べる

マーケターとして転職する際、転職先は大きく二つの方向に分かれます。「エンタメ特化型(広告代理店・エンタメ企業インハウス)」と「業界横断型(IT・SaaS・BtoBマーケ)」です。どちらを選ぶかで、仕事内容も年収も働き方も変わります。
エンタメ特化マーケター(広告代理店・インハウス)の実態
大手総合広告代理店の担当者とイベントPR施策で連携してきた中で、代理店のマーケターの働き方を間近で見てきました。案件のスピードと規模は圧倒的です。ただ、同じ商材に深く関わり続けるインハウスのマーケターとは質的に異なる動き方をしています。代理店は「次の案件、次の案件」と広く浅く回っていく傾向があります。
広告代理店のマーケターは、スキルの幅が広がる分、一つの商材やブランドを深く育てる経験は積みにくい。電通の平均年収は1,133万円、博報堂DYホールディングスは約1,052万円ですが、これは全社平均であり、入社直後のマーケ担当者がこの金額をそのまま手にすることはありません。
一方、エンタメ企業のインハウスマーケターは、自社コンテンツへの愛着と業界知識をそのまま武器にできます。マスメディアンに掲載されているエンタメ系マーケ担当求人(31件・2026年5月時点)の平均年収は636.4万円で、上限は1,200万円の求人も出ています。
インハウスマーケターの実情についてはインハウスマーケターはやめとけと言われる理由と実情でも詳しく扱っています。転職先を検討する前に一読しておくと判断材料が増えます。
業界横断型マーケター(IT・SaaS・BtoB)の実態
IT・SaaS・BtoB企業のマーケターは、エンタメとは全く異なる商材を扱いますが、デジタルマーケティングのスキルを積むには最も体系的な環境です。
SaaS企業のマーケターはリード獲得から商談化・受注まで数値で追いかけるため、GA4・HubSpot・Salesforceといったツール操作が必須です。年収レンジはdoda調査によるとネット広告/Webマーケティング職の平均が446万円ですが、SaaS企業のマーケティングマネージャーは700〜900万円の求人が一般的です。
エンタメ業界出身者がこのルートを選ぶ場合は「業界の文脈はわからなくていい、スキルが欲しい」という判断です。将来的に独立・フリーランス転向を視野に入れている場合、汎用性の高いスキルが積める業界横断型は有力な選択です。営業職からBtoBマーケへの転換についてはエンタメ営業からBtoBマーケターに転職するリアルで詳しく書いています。
30代・家族持ちがどちらを選ぶべきか 判断軸3つ
どちらが「正解」ではありません。30代・家族持ちの場合、判断軸は以下の3点です。
- 年収の一時的なダウンをどこまで許容できるか:業界横断型の方が転職初年度の年収ダウン幅が大きい傾向があります
- エンタメへの愛着がどの程度か:エンタメとの接点を維持したいならエンタメ特化型が圧倒的に働きやすい
- 5年後のキャリアゴールは独立か管理職か:独立・フリーランス志向なら業界横断でスキルを積む、管理職志向ならエンタメ特化で深く育てる
エンタメ業界全体のWebマーケターへの転職についてはエンタメ業界からWebマーケターへの転職全体像も参考にしてください。
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マーケター転職後の年収とキャリア展望 5年後・10年後

転職初年度の年収変動を正直に話す
現在年収600万円のエンタメ業界在籍者がマーケ未経験で転職する場合、転職初年度の年収は350〜500万円水準になる可能性があります。これは隠しても仕方ないので正直に言います。
私の知る範囲では、30代でマーケター転換した同期・後輩を複数見てきました。うまくいったケースに共通していたのは、「一時的な年収ダウンを2〜3年の期間限定と割り切っていた」点です。逆に、焦って転職したり、年収ダウンの覚悟がないまま動いて内定を断り続けた人は、タイミングを失いました。転換でうまくいった人は「短期の痛みに耐えて、長期で取り戻す」という計算が頭の中にあった人でした。
ただし、年収ダウンが確定するわけではありません。エンタメ特化型の転職先(マスメディアン経由のマーケ担当求人)では平均636.4万円の求人も存在します。最初から年収を維持できるポジションを狙うことは不可能ではありません。重要なのは、転職先とポジションの選び方です。
5年後:専門マーケターとして年収600〜800万を目指す道
マーケターとしての経験3〜5年が積み上がると、どの業界でも需要のある「専門マーケター」のポジションに立てます。
WACUL調査(2024年・175人対象)によると、マーケター全体の平均年収は773万円(会社員678万円、フリーランス970万円)とされています。この数字を信じすぎる必要はないですが、エンタメ業界の平均より高い水準に届く可能性があることは確かです。
転換後5年で年収600〜800万円を狙うためには、転職初年度からKPIを数字で追いかける習慣をつけること、デジタルスキル(広告運用・SEO・アクセス解析)の実務経験を積むこと、この二つが着実に積み上がっていく必要があります。
10年後:マーケマネージャー・フリーランス・コンサルタントの3分岐
転職から10年後のキャリアは大きく3つに分かれます。
- マーケティングマネージャー:組織の中でチームを持ち、700〜900万円の年収帯。エンタメ特化型で深く育てるルート
- フリーランスマーケター:複数社にコンサルとして関わり、WACUL調査によるとフリーランスマーケターの平均年収は970万円。上限はキャリアと実績次第
- マーケコンサルタント:エンタメ業界に特化したマーケティングコンサルタントとして独立。業界知識と15〜20年のマーケ経験の組み合わせは他が参入しにくいポジション
10年後のゴールを今から決める必要はありませんが、「どこに向かっているか」を意識しながら転職先と最初のポジションを選ぶことが、キャリア設計のポイントです。
「未経験からマーケターを目指したい」「転職前に体系的に学んでおきたい」場合は、Withマーケのようなマーケティング特化スクールで学ぶのが近道です。スクールとエージェントを並行して使う二段階戦略が30代には現実的です。
エンタメ業界出身者がマーケターになるために補うこと

転職前に確認しておきたいスキル3つ
マーケターへの転換に向けて、転職前に確認しておきたいスキルが3つあります。すべてを習得してから動くのではなく、「最低限どこまであれば転職活動を始められるか」の目安として読んでください。
- 数字で話す習慣:「チケット〇枚を売った」「集客目標〇人に対して達成率〇%」のように、仕事の結果を数字で説明できること。これがないと面接でマーケの適性を証明できません
- デジタルの基礎理解:Google広告・Meta広告の概念的な理解(運用経験は後でよい)、GA4でのアクセス解析の基礎、Excelでの数値整理が最低ライン
- マーケティングファネルの理解:認知→興味→検討→購入という一連の流れを把握し、自分の仕事経験のどこが「ファネルのどのフェーズに相当するか」を説明できること
3つのうち一番大事なのは「数字で話す習慣」です。技術スキルは入社後でも習得できますが、数字への向き合い方は採用の段階で評価されます。
Withマーケで体系的に学ぶ選択肢
エンタメ業界経験者がマーケスキルを補う上で、Withマーケのようなマーケティングスクールは選択肢の一つです。
副業でWebライターやLP制作を始めた際、「エンタメ業界特化型」というポジションを取ることが差別化になると気づきました。業界を知っているからこそ書けるコンテンツ、業界を知っているからこそ提案できるLPがある。転職市場でも同じです。マーケスキルを学んだ上で「エンタメ業界経験者」というタグが乗ると、普通のマーケター候補と競合しないポジションが生まれます。
Withマーケでは副業収入を伸ばした事例や、新キャリアへの転換に成功した事例が紹介されています。SEO・SNS・コンテンツマーケの体系学習には向いていますが、転職活動はエージェントと並行して進める二段階戦略が現実的です。Webマーケスクールの評価についてはWebマーケスクールは無駄なのかを徹底検証した記事も参考にしてください。
副業マーケから始める慎重路線という現実論
30代・家族持ちで年収を維持しながらキャリアチェンジを目指す場合、いきなり退職する必要はありません。
副業で小さなマーケ案件(Webサイトの運用・SNSアカウントの管理・コンテンツ制作)を受けながら、スキルと実績を積み上げる。その実績を履歴書に書ける状態になってから転職活動をする。このルートは時間はかかりますが、年収の穴を作らずにキャリアチェンジできるため、家族への説明がしやすい。
業界経験が長い人ほど「エンタメ業界のことを書ける人」「エンタメ企業向けのLP制作ができる人」として副業案件を取りやすいです。まずは小さな案件で実績を作ってみる、という慎重路線は十分現実的です。
マーケター転職でエンタメ特化エージェントを使う理由

マスメディアンを最初に選ぶ根拠
エンタメ業界からマーケターへの転換を本気で考えるなら、最初に使うエージェントはマスメディアンをおすすめします。
私が転職活動でマスメディアンを使ったときに感じたのは、担当者がエンタメ業界の文脈を知っているということです。「コンサート営業でやってきた数値管理の話」を別の言葉に翻訳しなくてもわかってくれる。総合エージェントだと「エンタメの営業ってどういう仕事ですか?」から始まることがあるんですが、マスメディアンにはそれがない。業界を知っている人と話しているという安心感は、転職活動の精神的なコストを下げます。
マスメディアンは宣伝会議グループが運営する広告・クリエイティブ業界特化エージェントです。エンタメ業界向け求人926件(2026年5月時点)を保有し、マーケ担当求人の平均年収は636.4万円。大手総合エージェントには出ない業界特化の非公開求人も保有しています。
エンタメ経験が「強み」として伝わる面接戦略
マーケターへの転換面接で最も失敗しやすいのは、「エンタメ業界経験者」という強みを活かせずに終わることです。
採用担当者の多くは、エンタメ業界の実態を詳しく知りません。「コンサート営業をしていました」と言っても、それが何万枚のチケットをどう売る仕事なのか、どれくらいの予算規模を動かしてきたのかは、こちらが言葉にしないと伝わりません。
面接前に準備すべきことは二つです。一つは「自分の業界経験をマーケ用語に翻訳すること」(チケット販売=顧客獲得施策、集客=リードジェネレーション)。もう一つは「エンタメ業界出身者だから市場感覚がある」という差別化をストーリーで語れるようにすることです。
このあたりの言語化は、エージェントの担当者に話しながら整理するのが一番効率的です。
業界の中の人と話してから判断したい方は、専門エージェントとの面談で「自分が今動くべきか」を客観的に評価してもらうのが早道です。
まとめ:好きな業界への愛着を武器に、働き方を変える

エンタメ業界の経験は、マーケターへの転換において「弱点」でも「潰しが効かない経験」でもありません。むしろ、一般的なマーケター候補が持っていない「人を熱狂させるコンテンツへの感覚」と「業界の文脈知識」という強みになります。
この記事で確認してきたことをまとめます。
- エンタメ業界の各職種には、それぞれ異なるマーケター転換ルートがある
- PR・宣伝職は最もスムーズ。営業職はBtoBマーケへの接続が強い
- 転職先はエンタメ特化型と業界横断型で特性が異なります。30代・家族持ちは年収の許容ダウン幅を先に決めておくこと
- 転職初年度の年収ダウンは正直あり得るが、3〜5年で取り戻せる数字が出てきている
- まずはマスメディアンで「自分の経験がどう評価されるか」を聞いてみることが最初の一歩
好きな業界に関わりながら、家族との時間も確保できる働き方に変えることは矛盾しません。今すぐ転職しなくても、まずエージェントに話を聞きに行くことからで十分です。
あなたのエンタメ業界キャリアを次のステージへ
マスメディアンは業界15年超の私が最初に登録したエージェントです。エンタメ業界専門のキャリア相談を受けられる数少ない機会として、転職を考え始めた段階で1度面談を受けることをおすすめします。
「転職前にマーケのスキルを体系的に身につけたい」場合は、Withマーケのようなマーケティング特化スクールを活用するのが近道です。スクールとエージェントの二段階戦略は、30代が安全にキャリアチェンジする現実的な方法のひとつです。