「実績がないと受注できない」「スキルもないのに案件を取れるはずがない」——セールスライターに興味を持ちながらも、こんな考えが頭をよぎって一歩踏み出せない人は、想像以上に多いです。
私もまったく同じでした。コンサート業界で15年以上、営業職として現場を走り回ってきた中で、ふと「自分のスキルってライブの現場でしか通用しないのでは」という不安が出てきたんです。副業でライティングを始めようとしたとき、正直「未経験の自分に案件が来るわけがない」と思っていました。
でも、実際に動いてみたら違いました。セールスライターは「型」を学べば未経験でも案件を取れる仕事です。しかも業界の知識や営業経験があれば、それがそのまま差別化になる。
この記事では、私自身の経験と、複数の情報ソースから整理したデータをもとに、未経験からセールスライターとして案件を獲得するやり方を7ステップで解説します。副業で月5万円の収入軸を作りたい30代の方にも、好きなライティングで稼ぎたい20代の方にも使える内容にまとめました。
「自分でやるか、プロに任せるかは記事を読んでから決めればいい」という方は、まず私のポートフォリオをのぞいてみてください。セールスライティングを実際にどう使っているかの参考にもなります。
セールスライターが未経験でも案件を取れる3つの理由

「実績がないと仕事は来ない」という思い込みは、セールスライターの世界では必ずしも正しくありません。理由は3つあります。
スキルは「センス」ではなく「型」で身につく
セールスライティングとは、読者の行動を促すための文章術です。感性や生まれ持ったセンスよりも、PASONA(パソナ)やQUEST(クエスト)と呼ばれる「型」を学ぶことで、誰でも一定のレベルに達できます。
PASONAとは「問題(Problem)→共感(Affinity)→解決策(Solution)→提案(Offer)→絞り込み(Narrow down)→行動(Action)」の頭文字を取ったフレームワークで、読者の悩みを起点に行動へ誘導する構造を作る型です。QUESTとは「資格確認(Qualify)→共感・理解(Understand)→教育(Educate)→刺激(Stimulate)→変容・行動(Transition)」の頭文字で、読者を段階的に説得しながら購買行動へ導く型です。この型通りに書けば、センスがなくても機能するLP(ランディングページ)原稿が完成します。ランディングページとは、商品・サービスの購入を目的とした縦長のWebページのことです。
型は本1冊と2〜3週間の実践で習得できます。センスが必要になるのは、もっと後の話です。
実績よりも「ポートフォリオの見せ方」で差がつく
クライアントが発注を決める基準は、「実績の数」よりも「この人に頼めそうか」という信頼感です。実績ゼロでも、ポートフォリオに制作物と、その背景にある制作の意図を両方示すことで、十分な信頼を獲得できます。
競合記事を調べると、「架空案件でポートフォリオを作りましょう」と書いている記事は多いです。でも「架空案件で何をどう作るか」の具体例を出している記事は、ほぼゼロです。その差別化ポイントをステップ3で詳しく解説します。
特定業界の知識があると初月から強みになる
これは、業界経験のある人が気づいていない盲点です。たとえばコンサート・イベント業界にいた人が「エンタメ系の集客LP」を書く場合、業界の慣習・用語・ターゲット層の感覚を最初から理解しています。業界外のライターにはない強みになります。
私がLP制作を始めたとき、最初のクライアントが「業界のことを全部分かった上で話してくれるから助かる」と言ってくれました。それまで自分の業界経験が副業に役立つとはまったく思っていなかったので、正直驚きました。業界知識は、セールスライターとしては十分すぎる強みです。
ポイント:セールスライターは「型を学ぶ」「見せ方を工夫する」「業界知識を活かす」の3点で、未経験から案件を取れます。
セールスライターとWebライターは何が違うのか

「セールスライターとWebライターは何が違うの?」という疑問をよく聞きます。一言で言うと、書く目的が違います。Webライターは「情報を届けること」、セールスライターは「読者に行動してもらうこと(購入・申し込み・問い合わせ)」が目的です。
セールスライティングの基本的な考え方はこちらの記事で詳しく解説しています。
Webライターについてはこちらも参考にしてください。
仕事の種類(LP原稿・セールスレター・メルマガ)
セールスライターが書くものは主に3種類です。
- LP(ランディングページ)原稿:商品・サービスの申し込みページの文章。クライアントから最も依頼が多い
- セールスレター:メールやダイレクトメールで送る販売目的の文章。LP同様に購入・申し込みを目的とする
- メルマガ:読者に定期的に送るメール。商品告知・信頼構築の両面で使う
このうち、副業スタート時に狙いやすいのはLP原稿です。1案件あたりの単価が高く、継続依頼につながりやすいという特徴があります。
単価の違い(文字単価 vs 案件単価)
Webライターが「1文字0.5円〜2円」という文字単価で働くのに対し、セールスライターは1案件いくら、という形で受注するのが基本です。
LP原稿(ライティングのみ)の相場は、未経験〜中堅で5万〜15万円程度が目安とされています。経験を積んだライターでは1本20万円以上の案件もあるとされています。1ヶ月に1〜2件受注できれば、副業で月10〜20万円の収入も視野に入ります。
注意:「誰でも月〇〇万円稼げる」という断定的な情報には注意が必要です。収入は学習速度・案件の種類・稼働時間によって大きく変わります。副業で月5万円を安定させるまでに2〜6ヶ月かかるのが一般的な目安です。
ステップ1 基礎学習 — PASONAを最初の2週間で叩き込む

まず最初の2週間でやるべきことは、セールスライティングの「型」を頭に入れることです。知識のインプットに時間をかけすぎず、すぐに手を動かすことが上達の近道です。
おすすめの学習ルート(書籍・無料コンテンツ)
最初の1冊として押さえておきたいのは、神田昌典さんの『稼ぐ言葉の法則』です。PASONA法則の生みの親が書いた実践書で、型の使い方と具体的な文章例が豊富です。セールスライターを目指すなら、業界でよく名前が挙がる1冊です。
もう1冊は、寺本隆裕さんの『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』。Web上でのセールスライティングに特化した内容で、LP制作の文脈でそのまま使えます。
書籍2冊の読了を目標に設定しつつ、並行してランサーズ・クラウドワークスに登録して案件の種類と相場を眺めておくと、学習のモチベーションが維持しやすくなります。
独学より体系的に学びたい方へ
セールスライティングだけでなく、LP・SEO・Web広告まで含めてマーケティング全体を学びたいなら、Withマーケのようなマーケティング特化スクールを使う方法もあります。動画500本以上で、副業の隙間時間に学べます。まず無料相談で自分に合うか確認してみてください。
私が副業ライターを始めた頃、最初は「本を読んでからじっくり始めよう」と思っていました。でも実際は、1冊目を読み終わる前に手を動かした方がずっと早く身につきます。「完璧に理解してから始める」より「7割分かったら動く」が副業の世界では正解だと実感しています。
模写(手書きコピー)の効果と正しいやり方
セールスライターの世界では「模写(写経)」と呼ばれる学習法が有名です。実際に売れているLPやセールスレターを手書きもしくはタイピングで書き写すことで、文章のリズム・構造を体に染み込ませる方法です。
1日30分〜1時間、3,000字を目安に書き写すと、1ヶ月で10万字の模写になります。この量をこなすと、読者に刺さる文章の「型」が体感として分かってくると言われています。
模写に使う素材は、長年使われ続けているセールスレターや、高CVR(コンバージョン率)で有名なLPを選ぶのが効果的です。
セールスレターの書き方はこちらで詳しく解説しています。
ステップ2 模擬LP制作 — 架空案件でスキルを証明する

基礎学習が終わったら、すぐに模擬LPを作ります。「架空案件」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は「仮のクライアントを設定して、実際にLP原稿を書いてみる」ことです。この1本がポートフォリオの核になります。
架空クライアントの設定方法
架空クライアントを設定するときは、自分が「業界知識を持っている」か「生活者として詳しい」領域を選ぶのが鉄則です。知らない業界の商品を書こうとすると、ターゲット設定が浅くなり、文章の説得力が出ません。
おすすめのネタ候補を3つ挙げます。
- 自分の業界の商品・サービス(例:地方のライブハウス向け集客支援サービス、音楽教室の体験レッスン申し込みLP)
- 自分が実際に利用したことのあるサービス(例:フリーランス向けスクール、副業支援サービス)
- 身近な悩みに対応した商品(例:子育て世帯向けの時短グッズ、ダイエットサプリ)
業界経験者は特に、自分の業界の商品を架空クライアントにすることをおすすめします。業界の専門用語・ターゲット像・課題感をそのまま文章に反映できるので、完成度が大きく上がります。
「何の商品を選ぶか」で完成度が変わる
架空案件の商品選びで押さえておきたいのは、「問題→解決」の構図がシンプルな商品を選ぶことです。セールスライティングの型が機能しやすく、完成度の高い原稿が仕上がります。
逆に難しいのは、高額・専門性が高い商品(不動産投資・士業サービス等)です。ターゲット心理を深く理解しないと刺さる文章を書けないため、最初の模擬LPには不向きです。
ポイント:模擬LPは「知っている業界・利用したサービス」から選ぶ。初回は完璧さより「1本完成させた」という実績を優先してください。
LP制作の全体的な流れについては、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
ステップ3 ポートフォリオ作成 — 仕事を呼び込む「見せ方」の設計

模擬LPが完成したら、次はポートフォリオを整備します。ポートフォリオとは、自分のスキルと実績をまとめたページのことです。クライアントが「この人に依頼するかどうか」を判断する最も重要な材料です。
Google DriveかWordPressか(選択基準)
ポートフォリオの公開場所は、主に2択です。
- Google Drive(Googleドキュメント):すぐに作れる・URLで共有できる・無料。副業初期に向いている
- WordPress(専用サイト):見た目のクオリティが高く、SEOで見つけてもらえる可能性もある。ただし設定に時間がかかる
最初はGoogle Driveで十分です。継続案件が増えてきたら、WordPress等に移行することを検討しましょう。
制作物1点より「制作の意図」を説明する
競合記事の99%が「架空案件で作りましょう」で止まっています。でも、クライアントが本当に知りたいのは「なぜこの構成にしたのか」「どんな読者に向けて書いたのか」という制作の意図です。
私がポートフォリオに入れることをすすめている6つの要素は以下の通りです。
- タイトル(何の商品・サービスのLPか)
- 対象クライアント像(業種・規模・抱えている課題)
- ターゲット設定(誰に・どんな欲求に訴えるか)
- 制作の意図(なぜこの構成にしたか・どの心理に働きかけたか)
- 結果想定・KPI設定(CVRや申し込み数の想定根拠)
- 実際のサンプルLP原稿(CanvaかGoogle DocsのURLリンク)
制作物のPDF1枚より、この6要素を丁寧に書いたドキュメント1ページの方が、発注につながります。
私が最初に作ったポートフォリオは、LP原稿のPDFをそのまま貼っただけのものでした。なぜこの構成にしたか、誰に向けて書いたかを一切書いていなかった。クライアントに「このLP、何を狙って書いたんですか?」と聞かれてうまく答えられなかったとき、ポートフォリオの「見せ方」を変えようと気づきました。制作の意図を1ページ追加してから、問い合わせの質が変わった感覚があります。
私のポートフォリオでは実際の制作事例を公開しています。「制作意図をどう説明しているか」の参考にしてみてください。
ステップ4 価格設定 — 最初の単価をいくらに設定すべきか

ポートフォリオができたら、価格を設定します。「最初はいくらにすればいいのか分からない」という声をよく聞きますが、相場を知っておけば迷いません。
LP原稿の相場(5万〜15万円の根拠)
LP原稿(ライティングのみ・デザインなし)の相場は、複数の情報源をもとにすると未経験〜中堅ライターで5万〜15万円程度が目安とされています。経験を積んだライターは1本20万円以上の案件を受けるケースもあるとされています。
ランサーズのセールスコピーカテゴリには2026年5月時点で685件以上の案件が掲載されており、50,000円〜500,000円の幅で発注されています。LP制作全体(ライティング+デザイン+コーディング)の平均発注金額は55.4万円、中央値は40万円程度とされています(Web幹事:https://web-kanji.com/posts/landing-page-price)。
メルマガの場合は1通5,000〜30,000円が相場で、まとめて10通受注するパターンが多いようです。
未経験スタートは3〜5万円が現実的な理由
実績がないうちは、相場より低い単価で最初の案件を受けることも選択肢の一つです。
理由は2つ。まず、クライアントにとってはリスクを下げられる。次に、自分にとっては「実際にやり遂げた」という実績が作れます。実績が1件あると、次の提案の説得力が大きく上がります。
ただし、単価を下げすぎると「時間対効果が合わない」「モチベーションが続かない」という問題が起きます。3万円以下にはしないことを目安にするのが現実的です。
注意:最初から高単価を狙う戦略は、提案採用率が下がりやすく、空白期間が長くなるリスクがあります。最初の1〜2件はやや低めに設定して実績を作り、2〜3件目から価格を上げていく流れが手堅いです。
ステップ5 案件獲得チャネル別攻略法

ポートフォリオと価格が決まったら、案件を探します。チャネル(経路)は大きく3つあります。それぞれ特徴が違うので、自分の状況に合わせて組み合わせましょう。
クラウドソーシング(クラウドワークス・ランサーズ)の使い方
最もポピュラーな案件獲得経路が、クラウドソーシングです。クラウドワークスは登録ユーザー670万人(2025年7月4日時点)、ランサーズではセールスコピー案件が685件以上掲載されています。
ただし、1案件に10〜20人が応募するのが一般的です。提案文の書き方(ステップ6で解説)が採用率を大きく左右します。
クラウドソーシングでの動き方として、最初の1〜2週間は「タスク案件」と呼ばれる小さな案件(キャッチコピー1本・メルマガ1通など)をこなして、プラットフォーム上の評価を積む戦略が効果的です。評価が数件あるだけで、プロジェクト案件の採用率が上がります。
直営業(人脈経由)が最速な理由
クラウドソーシングより早く、質の高い案件を取れる可能性があるのが直営業です。直営業とは、すでに信頼関係のある知人・業界人脈にセールスライティングのスキルがあることを伝えて、案件を紹介してもらう方法です。
クラウドソーシングでは見知らぬ人と競争しますが、直営業では信頼関係が先にある。提案文を書く必要もなく、「困ったら相談する」というハードルが下がった状態から始められます。
私が最初にLP制作の仕事を受けたのは、クラウドソーシングではなく業界の知人からでした。コンサート関係の仕事で何年も付き合いがあった方から「ホームページ作ってほしい」という話が来たのがきっかけです。「LP書けます」と伝えていたわけでもなく、雑談の中で「最近そういう仕事もやってて」と話したら、「じゃあうちも相談していい?」となりました。業界人脈がある人には、直営業を真剣に考えてほしいと思っています。
X(旧Twitter)で名刺代わりの発信を始める
X(旧Twitter)でのセールスライター発信は、すぐに案件につながるわけではありませんが、半年〜1年の視点で見ると強力なチャネルになります。
プロフィールに「セールスライター」「LP制作」「○○業界特化」と明示し、業界知識や学習記録、セールスライティングのTips(小技・ノウハウ)を定期的に投稿します。フォロワーが増えるにつれて、DM(ダイレクトメッセージ)経由での相談・依頼が来るようになります。
クラウドソーシングと並行してXを育てていくのが、3ヶ月〜半年の視点では最も安定した案件獲得の組み合わせです。
ステップ6 採用率を上げる提案文の書き方

クラウドソーシングでの採用は、提案文の内容で7〜8割が決まるとされています。提案文を作り込む時間を惜しまないことが、採用率アップの一番の近道です。
採用される提案文の3要素
複数の情報ソースを確認すると、採用される提案文には共通した3要素があります。
- 案件の要件を正確に理解していることを示す:「〇〇の対応が必要とのこと、問題なく対応できます」と、案件内容を正確に把握していることを最初に伝える
- 自分の強みをクライアントのニーズと結びつける:「私は〇〇業界での経験があり、貴社のターゲット層に近い視点で文章を書けます」のように、クライアントにとってのベネフィットを示す
- ポートフォリオへのリンクを必ず貼る:文章の質を実際に確認してもらえる状態にする。リンクがないと印象に残りにくい
ポイント:自己紹介から始める提案文は採用率が下がります。「御社の案件について」から始め、自分の紹介は後半に持ってくるのが正解です。
実績なしでも書ける提案文テンプレ(コピペOK)
以下は、実績なしの未経験ライターでも使いやすい提案文のフォーマットです。そのままコピーして、内容をカスタマイズして使ってください。
———
はじめまして、[名前]と申します。
[案件のタイトルや内容]を拝見し、応募いたします。
[要件のどの部分に対応できるか / 案件理解を示す1〜2文]
私は[自分の業界・職種]で[年数]の経験があり、特に[ターゲット層・課題に近い要素]について現場感のある文章が書けます。LPライティングは独学で学び、架空案件でのサンプル制作も行っています。
ポートフォリオはこちらです:[URL]
ご不明な点があればお気軽にご連絡ください。よろしくお願いします。
———
避けたいNG表現:「初心者ですが頑張ります」「未経験のためご迷惑をおかけするかもしれませんが」「とにかく丁寧に対応します」など、不安や自信のなさをアピールする表現は逆効果です。
営業経験がある人は特に強みを発揮できる場面です。提案文は本質的には営業と同じ構造です。「相手のニーズを理解して、自分の強みをそれに紐づける」という営業の基本をそのまま当てはめてください。
ステップ7 単価アップと継続案件化の仕組み

最初の案件を取った後、次のゴールは「単価を上げる」と「継続してもらう」の2点です。この2つが安定収入の柱になります。
3ヶ月継続が単価交渉の目安
単価交渉を切り出しやすいタイミングは、複数の情報ソースから見て「継続依頼・品質評価後」が最も摩擦が少ないとされています。具体的には、3ヶ月継続して信頼が生まれた後が目安です。
交渉を切り出すときの言い回しとして、以下が参考になります。
- 「今後もご一緒させていただきたい気持ちが強いので、継続前提でご相談させていただけますか」
- 「他のクライアント様からもお声がけをいただいており、稼働量の調整が必要になってきました」
どちらも「値上げを一方的に要求する」のではなく、「関係を続けたいから相談している」という姿勢から入るのがポイントです。
単価を上げる交渉は、最初は正直怖いと感じました。でも実際にやってみると、3ヶ月以上継続しているクライアントは「信頼関係ができている」ので、ほぼ否定されません。「いくらまで払ってもらえるか」より「どのタイミングで相談するか」の方が結果を左右します。タイミングさえ合えば、案外スムーズに受け入れてもらえます。
「次の案件の相談」を自然に生み出す納品後フォロー
継続案件化の鍵は、納品して終わりにしないことです。
納品後に「公開後の反応はいかがでしたか?」と1通送るだけで、次の案件の話につながる可能性が大きく変わります。クライアントの立場では「結果を気にかけてくれるライター」は少数派なので、それだけで好印象になります。
さらに、公開後に「この部分、こう変えるともっと効果が出るかもしれません」という提案ができると、改善案件として追加受注になります。1回の納品で終わりにするのではなく、「次の相談の種」を自分で作るイメージで動くことで、継続案件が自然に生まれます。
発注者目線でセールスライターに何を求めているかを知りたい方は、私のポートフォリオもあわせて参考にしてみてください。
未経験セールスライターの3ヶ月ロードマップ

7ステップをどのスケジュールで進めればいいか、具体的な3ヶ月ロードマップを整理します。副業でスタートする前提で、1日1〜2時間の学習時間を確保できる場合の目安です。
1ヶ月目:基礎学習+模擬LP1本完成
- 1〜2週目:推奨書籍を1冊読了、PASONAの型を理解する
- 3〜4週目:架空案件を設定し、模擬LP原稿を1本書き上げる
- 並行:ランサーズ・クラウドワークスに登録、案件相場を観察する
1ヶ月目のゴールは「模擬LP1本完成」です。完璧なクオリティにこだわらず、まずひとつ仕上げることに集中してください。
2ヶ月目:初案件獲得+ポートフォリオ公開
- 5〜6週目:ポートフォリオをGoogle Driveで整備する(6要素を含む)
- 7〜8週目:クラウドソーシングで提案を週に3〜5件送る / 直営業で知人に声をかける
- 目標:初案件を1件受注する
2ヶ月目のゴールは「初案件の受注」です。単価は3〜5万円でも問題ありません。「最初の1件を取った」という事実が次の提案の武器になります。
3ヶ月目:継続案件化+単価交渉の準備
- 初案件のクライアントに納品後フォローを送る
- 2件目・3件目の案件を並行して進める
- ポートフォリオを実績を加えてアップデートする
- 3件目以降は単価を1万〜2万円上げた設定で提案する
副業で月5万円を安定させるまでに2〜6ヶ月かかるのが一般的な目安とされています。焦らず、この3ヶ月を着実に進めることを目指してください。
失敗パターンと回避策

実際に副業ライターとして動いた経験から、「これを知っていれば最初から避けられた」という失敗パターンを3つ挙げます。うまくいく話だけを書いているスクール系の記事との違いは、ここにあります。
失敗1:副業疲れで本業に支障が出る
副業を始めてから最初の3ヶ月は、学習+案件獲得活動+実際の執筆が重なり、睡眠時間が削られます。コンサート業界の本業は夜遅い仕事も多く、副業との両立は想像以上にきつい。私自身も「週末まるまる副業に使っていた時期」があり、家族との時間が激減しました。
副業の稼働時間を決めて守ることが、継続の前提です。最初から「週に10時間以上やる」と決めないこと。月1件受注して仕上げる経験を重ねてから、稼働時間を増やす判断をしてください。
失敗2:修正対応の認識ズレ
LP原稿の修正回数について、クライアントとの事前合意をしないまま進めると、際限なく修正が発生します。「何回まで修正対応するか」を契約段階で明確にすること。これを怠ると、1案件で見合わない時間を使うことになります。
失敗3:学習期間が長すぎて動き出せない
「もっと勉強してから案件を探そう」という思考パターンは、副業では機能しません。書籍1冊と模擬LP1本が完成した時点で、案件獲得を始めることが最短ルートです。準備が整ってから動こうとすると、半年後も同じ状態のままになりやすいです。
まとめ — 最初の一歩は「型を学ぶ」から

セールスライターは、未経験でも案件を取れる仕事です。ただし、「なんとなくライターになろう」では案件は来ません。型を学ぶ→模擬LP→ポートフォリオ→価格設定→案件獲得→提案文→単価アップという7ステップを順番に踏むことで、2〜3ヶ月で最初の案件に到達できます。
副業として月5万円の収入軸を作りたい30代の方も、好きなライティングで稼ぎたい20代の方も、スタート地点は同じです。まず型を学ぶこと。そこから始めれば、確実に前に進めます。
業界経験がある人は特に、その知識をそのまま差別化に使えます。「コンサート業界15年の人間がライターになっている」こと自体が、業界外のライターには真似できない価値です。Webライターとして案件が取れずに悩んでいる方はWebライター案件が取れない5つの原因と対策もあわせてどうぞ。
セールスライターとしての実例、私がどんな案件でどう制作の意図を組み立てているかは、ポートフォリオで公開しています。選択肢の一つとして、見てみてください。
セールスライターとして最初の案件を取るイメージを持ちたい方へ
私のポートフォリオでは、実際にどんな案件をどう仕上げているかを公開しています。「自分でも書けそうか」「プロに任せた方がいいか」の判断材料にしてみてください。
マーケティング全体を体系的に学びたい方へ
セールスライティングを「LP・SEO・広告」まで含めた武器にしたいなら、Withマーケの無料相談でカリキュラムを確認してみてください。副業の隙間時間に動画で学べます。