マスメディアンを検索すると、「やばい」「使えない」という言葉が候補に出てきますよね。
コンサートやエンタメ業界からの転職を考えていて、「マスメディアンって本当に役に立つのか」と確認したくて調べている。そんな人がこの記事を読んでいると思います。
実は私も、エンタメ業界で15年以上働く中でマスメディアンを調べ、登録した経験があります。「エンタメ特化」をうたうエージェントは他にもありますが、宣伝会議グループという母体を持つマスメディアンは、求人の種類も担当者の専門知識も明らかに別格でした。
ただし、正直に言います。誰にでも向いているわけではありません。向いていない人が登録すると、「求人がない」「対応が冷たい」という悪評通りの体験になる可能性があります。
この記事では、エンタメ業界15年の実体験をベースに、マスメディアンの良い評判・悪い評判を両方正直に書きます。読み終わると、「自分がマスメディアンに向いているかどうか」を登録前に判断できます。
エンタメ転職エージェントの比較全体像を先に把握したい方は、エンタメ転職エージェントを全比較した記事も参考にしてください。
広告・エンタメ業界特化のエージェントに、まず話を聞いてもらう
マスメディアンは宣伝会議グループが運営する広告・クリエイティブ業界特化のエージェントです。未経験でも相談でき、6万人超の転職支援実績があります。登録は完全無料です。
マスメディアンが「エンタメ業界転職エージェント」として選ばれる3つの理由

マスメディアンは2001年創業、宣伝会議グループ(マーケティング・広告業界の専門情報を扱う出版・セミナー会社)が運営する転職エージェントです。単なる「エンタメに強いエージェント」ではなく、業界の核心にある企業グループが母体というのが最大の特徴です。
なぜ選ばれているのか。3つに絞って説明します。
宣伝会議グループだから持てる業界ネットワークの深さ
宣伝会議は「宣伝会議」誌の発行やマーケティングセミナーで広告・マスコミ業界の中核に位置する企業です。電通・博報堂・ADKといった大手広告代理店から、テレビ局・レコード会社・エンタメ系事業会社まで、宣伝会議のセミナーや媒体を通じた接点を長年積み重ねています。
この関係性が、求人の質に直結します。表に出ない「非公開求人」が宣伝会議グループの接点から流れてくる構造になっているのが、他のエージェントにはない強みです。
私が15年この業界で働いてきた感覚として、エンタメ・コンサート業界の求人は「公募よりも紹介・人脈経由」のほうが圧倒的に多いんです。大手レコード会社も芸能事務所も、いい人材は表に出す前に「誰か知り合いいない?」から始まる。その網の中に入っているエージェントかどうかで、紹介できる求人の質が全然変わってきます。
マーケティング・クリエイティブ・エンタメ職に特化した求人ラインナップ
公開求人は全体で約5,400件。一見少なく見えますが、Recruit Agentの75万件と単純比較するのは意味がありません。マスメディアンの5,400件は広告・マスコミ・クリエイティブ・エンタメ系に絞った5,400件だからです。
エンタメ業界に絞ると約926件(2026年5月時点)。イベント・SP(セールスプロモーション)・広告関連まで広げると4,000件以上になります。大手求人サイトの「エンタメ系」に混入するアルバイト・派遣求人とは質が違います。
コンサルタントが面接に同席してくれる手厚さ
マスメディアンの特徴の一つが「面接同席サービス」です。コンサルタントが実際の面接に立ち会い、企業側に質問しづらいことを代わりに確認してくれる。業界未経験者や転職回数が多い人にとって、心強いサポートです。
面接後のフィードバックも口コミに多く出ています。「どの回答が評価されてどこが弱かったか」という具体的なフィードバックは、次の面接に直接活かせる形で届くのが評価されている点です。
マスメディアンが選ばれる理由は「宣伝会議グループの業界ネットワーク」「エンタメ・クリエイティブ職特化の求人」「面接同席を含む手厚いサポート」の3点です。特化型エージェントとしての強みが、求人の種類とコンサルタントの専門性に直結しています。
マスメディアンの基本スペック(設立背景・求人数・対応エリア)

評判を読む前に、マスメディアンのスペックを整理しておきます。数字の一部は競合記事で「4万人超」と古い情報が出回っているので注意してください。ここでは公式サイト記載の最新情報を使います。
設立25年、累計6万人超の支援実績
マスメディアンは2001年12月の設立。2026年現在で25年の歴史を持ちます。
- 累計転職支援人数:6万人超(公式サイト記載)
- 年間転職支援実績:1,000名超
- 取引企業数:6,000社以上
- 国家資格保持コンサルタント:多数在籍
- 利用料金:完全無料(企業側から紹介手数料を受け取る仕組み)
「4万人超」という表記が古い評判記事にありますが、公式サイトでは「6万人超」が現在の正確な表記です。
エンタメ業界求人は約926件、イベント・SP系は4,000件以上
2026年5月時点の公開求人数は以下の通りです。
| カテゴリ | 求人数 |
|---|---|
| 全体の公開求人 | 約5,400件 |
| エンタメ業界求人 | 約926件 |
| イベント・SP・広告関連 | 4,000件以上 |
| 未経験歓迎求人 | 約921件 |
| マスコミ(テレビ・ラジオ・新聞) | 27件 |
求人数は時期により変動します。「今月の求人」を確認したい場合は公式サイトから直接チェックするのが確実です。
エンタメ業界求人(約926件)とイベント・SP・広告関連(4,000件以上)は重複を含みます。「エンタメ業界を広義でとらえた場合の求人数」として参照してください。いずれも2026年5月時点の数値で、時期により変動します。
拠点は東京・名古屋・大阪・福岡の4都市
本社は東京都港区南青山(宣伝会議グループのビル内)。拠点は東京・名古屋・大阪・福岡の4都市です。面談は平日9:30〜19:30、土日祝10:00〜16:30に対応しています。在職中でも土日に面談を入れやすい点は、現場仕事の多いエンタメ業界の人間には助かります。
仕事柄、週末は現場に出ていることが多い私にとって、土日にも相談を受け付けてくれるエージェントは選択肢が広がります。月曜の朝一で求人を確認して、土曜に面談を入れるというスケジュールが実際に組めたのはマスメディアンとRecruit Agentくらいでした。
マスメディアンの良い評判・口コミ3選

複数の比較サイトや口コミサイトを横断して確認した、マスメディアンの良い評判を3つに絞りました。重複して出てくるテーマ、つまり「本当に多くの人が感じていること」を選んでいます。
「業界知識が深い担当者に当たれた」
マスメディアンの口コミで最も多いのがこれです。
- 「広告業界の内情をしっかり理解してくれているのがすぐわかった」
- 「業界経験者のため説明不要で話が早い」
- 「業界知識が圧倒的で、企業の強みを見抜き適切に売り込んでくれた」
これが「総合型エージェント」との最大の違いです。Recruit Agentの担当者は求人数の多さを武器にしていますが、広告・エンタメ業界の専門知識という点では特化型には及ばない。業界の言葉で話せる担当者がいるかどうかは、転職活動の効率を大きく左右します。
私が広告代理店の担当者と15年仕事をしてきた中で感じているのは、「業界のことを知っている人と知らない人では、会話のスピードが大きく異なる」ということです。マスメディアンのコンサルタントは、私が「コンサートプロモーターから広告代理店のプランニング部門に行きたい」と言った時に、即座に「それなら事業会社のインハウスチームも視野に入れましょう」と返してきた。業界を知らない担当者には出てこない返しです。
「非公開求人を複数紹介してもらえた」
公開求人5,400件に対して、非公開求人はさらに多く存在します。「他の転職サイトでは見かけなかった企業の求人を複数紹介してもらえた」「マスメディアン経由でしか採用していない案件もある」という口コミが複数あります。
電通・博報堂などの大手広告代理店の求人が充実しているという声も多い。大手のポジションは競争倍率が高く、エージェント経由でしか応募ルートが開かれていないケースがあります。
「面接同席と事後フィードバックが具体的だった」
「コンサルタントが面接に同席し、企業に聞きづらいことを確認してくれた」という口コミがあります。在職中に転職活動をしている場合、「残業はどの程度か」「育児との両立実績はあるか」といった質問は、候補者本人が面接で聞きにくい。コンサルタントが同席することで、聞けない質問を代わりに確認してもらえます。
面接後のフィードバックも「どの回答が良くてどこが弱かったか」という具体的な内容が多い、という評判が出ています。
良い評判3選の共通テーマは「業界知識の深さ」「非公開求人の質」「面接サポートの手厚さ」です。いずれも特化型エージェントとして25年積み上げてきた強みが、利用者の体験として現れています。
マスメディアンの悪い評判・口コミ(やばい・使えないの真相)

「やばい」「使えない」と検索される理由があります。良い評判だけ書いても信頼できる記事にはならないので、悪い評判も正直に書きます。ただし、「使えない」と感じた人の状況を整理すると、ある程度パターンが見えてきます。
未経験だと紹介される求人が少ない
これは口コミの中で最も多いネガティブな声です。「経験が2年程度だと紹介してもらえる会社が少なかった」というケースがあります。
事実として、未経験歓迎求人は全体の約15%、かつその大部分が営業職です。クリエイティブ職・プランニング職で未経験から入りたい場合、マスメディアンで紹介してもらえる求人は限定的です。
「未経験でも使えるか?」という問いの答えはシンプルです。未経験でも登録できますが、紹介される求人数は限定的になるというのが実態です。
未経験からエンタメ業界のクリエイティブ職・制作職を目指したい場合は、マスメディアンだけで完結しようとせず、Recruit Agentやdodaなどで制作アシスタントやイベント営業の求人を並行して探すほうが選択肢が広がります。
担当者によって対応の質にばらつきがある
「コンサルタントにより専門知識に関する当たり外れが多い」「対応の良し悪しが人によって大分違う」という声があります。特化型エージェントである以上、担当者全員が業界の深部まで知っているわけではありません。
「採用可能性が低いと判断されると対応が冷たくなる傾向がある」という口コミも複数あります。これは特化型エージェントの構造的な課題で、紹介手数料ビジネスである以上、成約可能性の低い候補者に割けるリソースが限られるのが実情です。
私も転職活動で複数のエージェントを使ってきた中で、「担当者によって体験が全然違う」と感じたことがあります。同じエージェントでも、最初に当たった担当者が合わないと「このエージェント使えない」で終わってしまいがちです。後述しますが、担当変更は意外と簡単にできます。
地方在住者には求人が少ない
「首都圏は求人が多いが、地方では希望に合う求人が見つからない」という声があります。公開求人約5,400件のうち、関東・関西で約5,000件を占めます。名古屋・福岡拠点はあるものの、地方の中小都市や地元密着型の求人はほとんどありません。
地方在住で転職先も地元希望という場合、マスメディアンは明らかに向いていません。これは後述する「向いていない人」の最も明確な条件です。
「しつこい連絡」の実態とその対処法
登録後に連絡が続く、という声があります。ただしこれはどのエージェントでも起きうることで、マスメディアン固有の問題ではありません。
対処法は簡単です。「現在の連絡頻度を下げてほしい」「メールのみにしてほしい」と担当者に伝えればほぼ解消します。それでも改善しない場合は、お問い合わせフォームから連絡頻度の変更を依頼できます。
悪い評判を読んで「自分は当てはまらないかも」と感じたなら、一度面談で自分のキャリアを相談してみるのが最も確実な判断方法です。
コンサート業界15年の私がマスメディアンを評価するとこうなる

ここからは私の視点で話します。他のマスメディアン評判記事との違いは、書いている人間がエンタメ・コンサート業界の現場にいるかどうかです。マーケターやWebライターが書いた記事と、業界内部の人間が書いた記事では、評価できる視点が変わります。
宣伝会議グループのネットワークが持つ意味を業界内から見ると
エンタメ・コンサート業界の採用は、表に出る求人より「人脈経由の紹介」のほうが多いのが実態です。大手レコード会社、芸能事務所、広告代理店のプランニング部門……いずれも求人を出す前に「誰かいい人知らない?」という動きが先に来る。これは15年この業界で営業をやってきた私が肌で感じていることです。
宣伝会議グループは、広告・マスコミ業界の中核企業と長年の接点を持っています。セミナー、専門誌の購読、認定資格の講座……そういった接点を通じて、求人が表に出る前の段階から情報が入ってきやすい構造があります。
「宣伝会議グループ」という看板は、エンタメ業界を本気で狙う人にとって、他のエージェントとの差別化として機能します。
コンサルタントの「エンタメ知識の深さ」を評価できる根拠
私は電通・博報堂・ADK等の広告代理店担当者と、コンサートのPR施策やイベントプロモーションで連携してきました。「広告代理店がどんな人材を求めているか」を、採用ページではなく現場の会話から知っています。
マスメディアンのコンサルタントが「広告代理店はこういう人材を好む」「今この会社はこういう職種を強化している」という情報を持っていたとき、それが本物かどうかを判断できる立場にあるのが、業界15年の私の強みです。
私が確認した範囲では、マスメディアンのコンサルタントは「広告・PR・マーケティング業界の専門知識」については他のエージェントより明らかに深い水準にありました。ただし、コンサート・イベント業界の「現場での経験」まで持っているコンサルタントは限られるので、その点は注意してください。
「やばい」「使えない」と書くブログとの違いを感じた点
「マスメディアン やばい」と出てくるブログのほとんどは、「経験が少ない状態で登録して求人を紹介されなかった」か「担当者と相性が悪かった」というケースです。
これはマスメディアンが「やばい」のではなく、使う人の状況と合っていなかったというのが実態です。特化型エージェントは万能ではなく、「この層に刺さる」「この層には向かない」という線引きが明確にある。その線引きを知らずに登録して「使えない」と感じるのは、ある意味で当然の結果です。
「やばい」と書いているブログと私が決定的に違うのは、評価できる業界知識を持っているかどうかだと思っています。求人票の文字だけ読んでエージェントを評価する人と、実際に業界の採用現場に15年いた人間では、見えるものが違います。次のセクションで向いてる人を整理しますが、そこも私自身の業界経験から判断基準を組み立てています。
マスメディアンに向いてる人5パターン(業界経験・状況別)

「自分はマスメディアンを使うべきか」の判断基準を、できるだけ具体的に書きます。「エンタメ好き」というだけでは不十分で、経験・年齢・居住地という3軸で絞り込めます。
エンタメ業界経験を活かしてデスクワーク中心に移りたい30代
これはマスメディアンが最も強みを発揮できるパターンです。
コンサート・イベント業界で現場ありきの仕事を続けてきた30代が、「業界経験を活かしながらデスクワーク中心の働き方に変えたい」と考えているなら、マスメディアンはほぼ最適解です。
実際、マスメディアンの公式サイトには「イベント運営スタッフからプロデューサーへ」「残業最大100時間→最小20時間」「年収350万円→435万円」といった転職事例が掲載されています。コンサート・イベント業界からの転職支援実績が、エージェントの中では最も豊富です。
私が15年この業界で見てきた中で、30代になって現場を離れた同期・後輩は複数います。体力的なきつさより「子供が生まれてから、土日と夜中に現場に出るのが家族的に限界になった」という理由が多い。彼らが転職先として選んだのは、広告代理店のプランニング部門、事業会社のインハウスマーケター、エンタメ系事業会社の管理部門でした。これらはまさにマスメディアンが強い求人領域です。
年収を維持したまま専門職で転職したい経験者
マスメディアンは年収800万円以上の求人が全体の約40%を占めます。年収600万円前後の業界経験者が「年収を下げずに転職したい」という要件は、マスメディアンの得意領域と合致します。
家族がいて年収を落とせない30代後半の転職では、大手総合型エージェントで量の求人を見るより、質の高い求人を業界に精通した担当者と一緒に絞り込むほうが結果に直結します。
ライブ・イベント業界の30代向けにエージェントを比較した記事もあります。ライブイベント業界から30代転職 おすすめエージェント5選もあわせて読んでみてください。
未経験だがエンタメ業界に足がかりを作りたい20代
20代・未経験・小売業や販売職からエンタメ業界を目指しているなら、マスメディアンを「1社だけ」で使うのは現実的ではありません。ただし、「未経験OKの営業職・事務職」という切り口でマスメディアンを使いながら、Recruit AgentやdodaでIT・クリエイティブ系の求人を並行して探す、という組み合わせは有効です。
マスメディアンの未経験歓迎求人は約921件あります。エンタメ業界の「入口」として、まず業界に足を踏み入れるための仕事(営業・制作アシスタント・販促スタッフ等)を探すなら、選択肢の一つとして十分使えます。
20代・未経験の場合は「マスメディアン1本」ではなく、Recruit Agentまたはdodaとの2社体制で動くのが現実的です。マスメディアンはエンタメ業界への「特化した窓口」として活用し、求人数の絶対量は大手総合型で補う、という役割分担が最も効率的です。
広告・マーケティング・PR職の実務経験がある人
マスメディアンが最も強みを発揮するのは、広告・マーケティング・PR・クリエイティブ職の経験者です。「3〜5年の実務経験があり、エンタメ・マスコミ業界のより専門的なポジションに移りたい」というニーズには直撃します。
首都圏・大阪・名古屋・福岡に在住(または転居可能)な人
マスメディアンの求人は関東・関西集中です。在住地がこれらの都市圏であれば求人数は十分ですが、地方在住の場合は転居の意思があるかどうかを最初に確認しておく必要があります。
「自分が向いてるかどうか、担当者に直接確認したい」という場合は、まず無料相談だけでも登録してみるのが早道です。
マスメディアンに向いていない人の特徴(正直に書く)

向いてる人を書いたなら、向いていない人も正直に書かないと意味がありません。以下に当てはまる場合は、マスメディアン以外のエージェントを主軸にすることを私はおすすめします。
地方在住で転職先も地元限定の人
これが一番明確な「向いていない」条件です。マスメディアンの求人は関東・関西に集中しており、地方の中小都市や地元での就職を希望する場合は求人がほぼ出てきません。時間と労力を無駄にしないために、最初から地方案件に強いRecruit Agentやdodaを使ったほうがいいです。
完全未経験からIT・ゲーム業界を狙う人
「ゲームが好きだからゲーム会社に転職したい」という場合、マスメディアンはあまり向いていません。マスメディアンの強みは広告・マスコミ・エンタメ(興行・映像系)ですが、IT・ゲームエンジニアやゲームプランナー(ゲームの企画・設計を担う職種)の求人はほとんど扱っていません。IT・ゲーム業界特化のGeekly(評判はこちら)のほうが適切です。
特化型と総合型のエージェントをどう使い分けるかについては、特化型vs総合型エージェントの選び方で詳しく解説しています。
求人数の多さを最優先にしたい人
「とにかく多くの求人を見たい」「選択肢の広さから絞り込みたい」という転職スタイルの場合、マスメディアンの約5,400件は明らかに少ない。Recruit Agentの75万件、dodaの27万件と比較すると1/100以下です。
ただし、これは「マスメディアンが劣っている」のではなく、特化型エージェントの設計上の特徴です。求人数より求人の質を重視するなら、マスメディアンの5,400件のほうが効率よく探せます。
私が複数のエージェントを試した中で学んだのは、「合わないエージェントに時間を使い続けると、転職活動全体が停滞する」ということです。最初に「自分はどのパターンか」を確認してから登録するだけで、無駄な時間が大幅に減ります。
マスメディアンとRecruit Agentの使い分け戦略

転職エージェントは1社に絞る必要はありません。マスメディアンとRecruit Agentを同時に登録して使い分けるのが、エンタメ業界経験者には最も効率的な方法です。私自身が2社を並行して使ってみた経験から、使い分けの基準を整理します。
マスメディアンが強い場面(専門性・非公開求人・業界深耕)
- 広告・エンタメ・マスコミ業界の専門職ポジションを狙いたい
- 非公開求人やエージェント経由限定の求人を見たい
- 業界を知る担当者に「自分のキャリアの価値」を評価してもらいたい
- 面接対策や面接同席など、丁寧なサポートを受けたい
- 年収600万〜800万以上を狙う経験者層
Recruit Agentが強い場面(求人数・未経験・スピード)
- まず選択肢の全体像をつかみたい(75万件の求人量)
- エンタメ以外の業界も視野に入れたい
- 未経験可の求人を幅広く探したい
- 転職活動のスピードを上げたい(大量の求人から効率よく絞り込む)
Recruit Agentの詳細な評判はリクルートエージェントの評判記事で確認できます。
私が推奨する「2社同時登録の進め方」
具体的な進め方はシンプルです。
- マスメディアンに先に登録する(業界特化の担当者と初回面談で、自分のキャリア価値を整理)
- Recruit Agentに登録して(マスメディアンで固まった希望軸をベースに、求人数の網羅性を確保)
- 2社からの求人提案を比較しながら、面接を進める
「マスメディアンをメイン、Recruit Agentを網羅性の補完」という使い方が、エンタメ業界経験者には最も効率的です。マスメディアンで業界の専門求人を深掘りしながら、Recruit Agentで選択肢を広く保つ。この2社体制が私の推奨する基本構成です。
マスメディアンに加えて、求人数の網羅性を確保したいなら大手のRecruit Agentも併用するのが鉄板です。
マスメディアン登録から内定までの流れ

「登録したら何が起きるのか」を事前に把握しておくと、不安なく進められます。一般的な転職エージェントの流れと大きく変わりませんが、マスメディアン固有のポイントを補足します。
STEP1 無料登録〜初回ヒアリング面談
公式サイトから無料登録(氏名・連絡先・経歴の概要を入力)すると、担当者からメールまたは電話で面談の日程調整が入ります。初回面談は対面またはオンラインで約60〜90分。
面談前に準備しておくと良いもの:
- 職務経歴の概要(年数・職種・担当業務)
- 希望条件の大枠(業界・職種・年収・働き方)
- 転職を考え始めた理由(ポジティブな理由でなくてもOK)
在職中の登録は可能で、個人メールアドレスでの登録を公式が推奨しています。会社のメールアドレスを使うと、サービス関連のメールが届いた際に目立つリスクがあります。
STEP2 求人紹介〜書類選考
初回面談から数日〜1週間以内に、担当者から求人の提案が届きます。興味のある求人があれば「書類を出したい」と伝え、担当者が職務経歴書のブラッシュアップをサポートしてくれます。
書類選考を通過すると、面接の日程調整を担当者が企業との間で行います。在職中で平日の連絡が難しい場合は、最初から「平日昼は電話に出られない」と伝えておくとやり取りがスムーズです。
書類選考で企業に出す職務経歴書は、担当者と一緒に「応募先企業が求める人物像」に合わせて調整します。自分で書いた経歴書をそのまま出すより、担当者の視点でブラッシュアップしてもらったほうが通過率が上がります。
STEP3 面接準備〜面接同席サポート
面接前に担当者から企業研究のサポートと、想定質問・回答のフィードバックを受けられます。マスメディアンの特徴である「面接同席」は、コンサルタントが実際の面接に立ち会うオプションです。希望する場合は担当者に伝えれば調整してもらえます。
面接同席をうまく使うコツは、「聞きにくいことのリストを事前に担当者と共有しておく」ことです。たとえば「残業の実態」「育児との両立実績」「試用期間中の評価基準」といった質問は、候補者本人が聞くと内定確率に影響する場合があります。コンサルタントに代わりに確認してもらうほうがリスクを避けられます。
STEP4 内定〜条件交渉・入社準備
内定後の年収交渉も担当者が間に入って行います。「年収○○万円で入社したい」という希望を担当者に伝えると、企業と調整してくれます。入社日の調整・現職への退職交渉のサポートも対応範囲です。
退会・利用停止は、お問い合わせフォームから申請できます。転職を一時中断したい場合も、「一時停止したい」と担当者に伝えるだけで対応してもらえます。
担当者に当たり外れがあったときの対処法

「担当者と合わない」は転職エージェント全般で起きうる問題です。マスメディアンも例外ではありません。ただし、多くの人が「担当変更を申し出るのは申し訳ない」と感じて我慢してしまいます。その必要はありません。
担当変更を申し出るタイミングと言い方
担当変更の申し出は、以下のタイミングで検討してください。
- 面談から2週間以上経っても求人の連絡が来ない
- 紹介される求人が希望と大きくずれている状態が続く
- メールや電話の返信が遅い(3営業日以上)
- 「話が合わない」「専門知識が物足りない」と感じる
担当変更の申し出方は、電話またはお問い合わせフォームから可能です。言い方の例を一つ挙げると、「担当の方には感謝していますが、私のキャリアの方向性について、別の視点からアドバイスをいただける方に変更をお願いできないでしょうか」というシンプルな表現で十分です。強い理由を述べる必要はありません。
「合わない」と感じたときのチェックリスト
担当変更を申し出る前に、以下を確認してみてください。
- 自分の希望条件を担当者に明確に伝えられているか(曖昧な希望のままだと求人も曖昧になる)
- 担当者への返信が遅れていないか(候補者側の反応が遅いと担当者も動きにくい)
- 「まだ転職するか決めていない」という曖昧な姿勢を出していないか
担当変更は権利として使えますが、「会ってみたら思ったより良かった」というケースも多いです。最初の1〜2回の連絡だけで判断せず、初回面談まで経験してから判断するほうが確実です。
私が担当者と合わないと感じたとき、最初は「変更を申し出るのは失礼かな」と躊躇しました。でも結局、エージェントはサービスを提供してくれる会社であって、こちらは求職者という立場です。「担当を変えてほしい」と言って気まずくなることは、私の経験ではありませんでした。
マスメディアンに関するよくある質問

Q. 登録したら今の会社にバレますか?
マスメディアンが在職中の会社に連絡することは一切ありません。プライバシーポリシーに基づき、個人情報は厳重に管理されます。
実際の「バレるリスク」として気をつけるべきなのは、以下の点です。
- 会社のメールアドレスで登録しない(個人メールを使う)
- スカウト機能がある場合、公開レジュメに在職先を書きすぎない
- 転職活動中のSNS投稿に注意する(業界は狭い)
エンタメ業界は特に狭い業界です。友人・同僚が別の会社に転職しているケースも多く、思わぬところで情報が漏れることがあります。これはエージェントの問題ではなく、業界の狭さの問題です。
私自身も在職中の転職活動で、担当者に「個人アドレスで登録した方がいい」とアドバイスをもらいました。エンタメ業界は人のつながりが密なので、社名が浮かびやすい状況は避けるに越したことはありません。細かい話ですが、意外と盲点になる部分です。
Q. 転職意思が固まっていなくても相談できますか?
相談だけでも対応してもらえます。公式サイトのFAQにも「転職をお考えの方はどなたでもご登録いただけます」と記載があります。「まだ迷っている」「情報収集の段階」でも面談を受け付けています。
ただし、「転職時期は未定・情報収集のみ」という状態での登録は、担当者も動きにくくなります。「○ヶ月以内には動きたい」という目安があると、より具体的な提案を受けやすくなります。
Q. 退会・利用停止はどうやってできますか?
公式サイトのお問い合わせフォームから申請できます。「退会したい」「利用を一時停止したい」という旨を記入して送信するだけで手続きが進みます。担当者に直接電話またはメールで伝える方法でも対応可能です。
まとめ:マスメディアンは「向いている人が使えば強い」エージェントです

マスメディアンは万能ではありません。ただし、広告・エンタメ・マスコミ業界への転職を本気で考えている経験者にとっては、選択肢の中で最も専門性が高いエージェントです。
この記事で分かることは以下の通りです。
マスメディアンに向いてる人
- エンタメ・コンサート業界での経験を活かしてデスクワーク中心に転職したい30代
- 広告・マーケティング・PR職の実務経験がある人
- 年収を維持・向上させながら専門職で転職したい経験者
- 首都圏・大阪・名古屋・福岡在住(または転居可能)
- 未経験でもエンタメ業界の入口を探している20代(1社目として検討する場合)
マスメディアンに向いていない人
- 地方在住で転職先も地元限定の人
- 完全未経験からIT・ゲームのエンジニア・プランナーを目指す人
- 求人数の多さを最優先にしたい人
「向いてるかもしれない」と感じたなら、登録してみることが最も早い判断方法です。相談だけでも受け付けているので、まず面談で「自分のキャリアにどんな選択肢があるか」を確認してみてください。
エンタメ業界転職エージェントを他社と比較したい方は、エンタメ転職エージェント比較記事を参考にしてください。
あなたのエンタメ業界キャリアを次のステージへ
マスメディアンは業界15年超の私が最初に登録したエージェントです。エンタメ業界専門のキャリア相談を受けられる数少ない機会として、転職を考え始めた段階で1度面談を受けることをおすすめします。