”イベント業界”と聞くと、ライブコンサートや舞台や東京ビックサイトなどで行われているコミケと呼ばれる巨大コスプレイベントなどをご想像される方も多いのではないでしょうか?
実際には上記のようなエンタメ系をはじめ、企業のPRイベントやセミナー・講演会など、業界問わず幅広い分野でイベントが行われています。
この記事ではイベント業界で働くことに興味はあるけど、いまいちどんな仕事なのかイメージつかない、という状態を解決します。
この記事を書かせて頂いている私も、10年ほど前にイベント業界に飛び込んでライブをはじめ、子供向けイベント、セミナーや発表会など、本当に幅広いジャンルのイベントに関わらせていただいていますが、知れば知るほど面白く、その魅力は尽きることはありません。
ただ、イベント業界と聞くと「きつそう」「体力がいりそう」「ブラックなんじゃ無いの?」と言った疑問を持つ方もいるでしょう。
正直に言えば、イベントの仕事はきつい場面もありますし大変です。
しかし、毎日大変ですが、「好きなことを仕事にする」ことはやりがいに満ちています。
ぜひ最後まで記事を読んで、一緒に好きを仕事にするチャンスをつかみましょう!
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イベント業界って?
イベント業界の会社は、主にイベント主催者となる企業に代わって、イベントの企画から当日の運営まで代行することがメイン事業となることが多いです。
アイドルのライブや2.5次元ミュージカルなど、特定のイベント分野に特化した企業や、逆にオールジャンルを総合的に扱う会社もあります。
ご自身がどんなイベントに興味があるのか、希望のイベントに関われるかを知っておかないと、闇雲に飛び込んでも後悔するかもしれません。
きちんと業界のことを理解したうえで、チャレンジしてみてくださいね。
そもそもイベントってどんなものがあるの?
イベント”は非常に幅広く、あらゆる産業、業界が関わっています。
例えば、わかりやすいところで言うと以下のようなイベントがあります。
イベントの種類
- ライブコンサート
- 舞台
- プロモーションイベント
- 記者発表会
- セミナー・講演会
- 展示会
- 展覧会・企画展
それぞれ見ていきましょう。
ライブコンサート
イベントと聞いて一番イメージしやすいライブコンサート。
アーティストのCD販促のための店頭でのイベントから、ライブハウス、アリーナクラスやドームクラスまで、大小様々なライブコンサートが全国で行われています。
また、近年ではフジロックフェスティバル、ロック・イン・ジャパンフェス、サマーソニックなどの3大夏フェスを始め、全国各地で年間を通してたくさんの音楽フェスが開催されていますね。
学生の頃に夏フェスやライブハウスでライブに参加されて、目指したいと言う方も多いのではないでしょうか?
舞台
宝塚など、演劇やミュージカルが好きな方は舞台を想像されるでしょう。
レ・ミゼラブルや、劇団四季の美女と野獣やアラジンなど、様々な劇場で行われていますよね。
また、最近は刀剣乱舞やテニスの王子様ミュージカルなどの「2.5次元」ものといった、アニメ作品等のミュージカル、舞台化が話題になっていますね。
プロモーションイベント
ドリンク、フードメーカーのサンプリングを目にされたり、実際に試されたりした事はあるのではないでしょうか?
町中で化粧品だったり、レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクを配っているのもよく見ますよね。
これもセールスプロモーション(SP)と呼ばれる立派なイベントなんです。
町中でゲリラ的に行われる物もあれば、イベント広場のような人の集まる商業施設などを使って実施するケース、イベントホールや会議室などを使ってタッチアンドトライ形式で試してもらう物など、様々な種類のプロモーションイベントが存在します。
記者発表会
ニュース番組などでよく取り上げられている記者発表会。
誰しも一度は有名タレントさんなどが、商品の紹介をしている姿などをテレビで目にしたことがあるのではないでしょうか?
PRイベントと呼ばれ、あらかじめ設定された日時にメディアや記者を招待し、新商品などの発表を行うものです。
大きくメディア露出を狙う効果的な手法です。
ちなみに、タレントさんや大企業の不祥事や事件が起きたときの謝罪会見なども、記者発表会に該当します…。
セミナー・講演会
セミナーや講演会もイベントの一つです。
実は、セミナーと講演会は言葉の定義が異なります。
「セミナー」とは、必要な知識をもっている講師が受講者に教えることです。
例えば、Twitterで有名なインフルエンサーさんが、フォロワーを伸ばしたいと思っている方々に向けてTwitterの伸ばす方法などを教える、などが該当します。
受講者の課題解決のための内容が主となるため、「お金を出してノウハウを得たい」という参加者の意欲が非常に高い人をターゲットにしているのでワークを取り入れることもあり、30~40名規模など比較的小規模である事が特徴です。
一方で「講演会」は広いテーマを題材にした、有識者による体験などを話す場となります。
「メタバースのこれから」「SDGsについて」のような形で、知見を広げたいような肩に向けて知識を共有するような場となります。
一方的に話すようなスタイルになるため、宴会場やホールなど100名以上収容できる会場で実施されることが多いです。
展示会
展示会は、企業が自社の商品やサービスを紹介し、顧客を獲得する場を提供しているイベントです。
「おもちゃショー」「ツーリズム(旅行)EXPO」などのように、展示会には大きなテーマがあらかじめ決められており、テーマに沿った出展企業が集まります。
来場者は、テーマから自分たちが欲する商品やサービスを期待して足を運んでいます。言わば出展企業と顧客になり得る人のマッチングの場です。
大手企業であれば一社単独で展示会を開くこともありますが、東京ビックサイトや幕張メッセなどの大きな展示場で合同展示会が開かれることも多く、全国各地でさまざまな規模の展示会が、年間を通じて数多く開催されています。
テーマにあわせた商材を持つ企業が集まっているため、来場者は展示会のテーマに関連したニーズを持っている可能性が高く、購買意欲が非常に高いと言えます。
興味を持つ来場者に対して自社の商材を紹介することで、確度の高い顧客との接点を持つことが企業の多くの目的となります。 また、新規顧客の獲得だけでなく、プロモーション活動としてブランディング、新サービスの情報発信のために展示会出展を取り入れている企業も少なくありません。
展覧会・企画展
展覧会(てんらんかい)とは、博物館などで行われる歴史的資料、人物的資料、工芸・美術作品等を一定期間一般に広く公開するための展示企画のことです。
美術館などでの有名作家の展覧会などがよく開かれていますね。最近では「ディズニー展」「ワンピース展」「さくらももこ展」などのような、アニメや漫画作品を題材にした原画展などの企画も非常に人気を博しています。
私もかつて「進撃の巨人展」や「ピクサー展」、「安室奈美恵」の展覧会など、色んな原画展に足を運びました!
アニメの企画展は特にイベント限定グッズが販売されることも多く、ファンにとってはたまらないイベントの一つといえるでしょう。
イベント業界の仕事ってどんなことをするの?
イベントの種類ってこんなにあるんだ…!と驚かれた方も多いでしょう。
では、そんな幅広いイベントを扱うイベント業界、中の人はどんな仕事をしているのでしょうか。
イベント会社での仕事を大きく分けて5つ解説していきます。
イベント業界の仕事
- 企画
- 制作
- 運営
- 会場管理
- 施工・テクニカルオペレーター
企画
最も代表的な仕事内容として、イベント企画をイメージされる方も多いでしょう。
イベント業界の中でも花形的なポジションです。
学園祭の実行委員会に入られていた方など、こういった仕事を目指されているのではないでしょうか?
イベント企画では、クライアント(イベント主催者)がどのようなイベントを望んでいるかをヒアリングして、企画書などに落とし込み提案していきます。
何度も打ち合わせを重ねることで、企画全体の方向性を決めていきます。
そうして決定した企画案を基礎として、イベントのPR方法や観客の集客戦略を練り、費用を算出して予算を立てていきます。
イベントの主催者にあたるクライアントはイベントについては詳しくない方も多く、理想がどんどん膨らんで無理難題といえるような希望をおっしゃるケースもあります。
そのような時、イベント会社ならではのプロの視点を持ち出して冷静にそれらを分析した上で的確に、かつ効果的なアドバイスをしていくことが必要になります。
企画の仕事では交渉力や提案力が求められると言えるでしょう。
制作
制作担当の仕事は、出来上がった企画を実際に形にしていくことです。イベントの仕事は、常にクリエイティブな要素が含まれています。
イベント開催までに必要な様々な業務を同時進行で進め、イベント当日までに整えていくことが求められます。
展示会などにおいては会場レイアウトを決めたり、ブースに掲出するサインを製作したり、必要な備品を手配したり…。やることはたくさんです!
また、演出家やデザイナー、運営会社や機材のレンタル会社など、イベントに必要なことをそろえていくために様々な関係者を取りまとめて管理します。
それぞれの業務担当者はイベント開催日に作業を間に合わせるため「具体的な内容をいつまでに決めるべきか」や「発注手配をいつまでに終わらせるべきか」などをスケジュールに落とし込み、逆算して業務に当たります。
制作の仕事では、コミュニケーション能力や進行管理の能力が必要になってきます。
運営
イベントは企画して、制作するまででは終わりません。イベント開催当日に運営する必要があります。
発表会などの数時間のイベントやライブなどの一日限りといった短期間のイベントがある一方、合同展示会やフェス、展覧会などの数週間、数ヶ月といった長期に渡るイベントもあります。
いかなるイベントだとしても、滞りなく運営できるようイベント会社が取り仕切っていくことが求められます。
基本的にイベントは、最初に決めたスケジュール通りに開催できるようにします。
そのためにはイベント会社がアルバイトスタッフなどを雇い、イベントがスムーズに進行できるように受付や誘導スタッフなどの配置を会場各所に配置し、業務を分担していきます。
また、イベントの現場ではトラブルはつきものです。
万が一が起こらないように事前に準備を行い、マニュアルに落とし込みスタッフ全員に周知していきます。
どんなに準備しても発生するクレームや事故。
突発的な問題が発生した際には臨機応変に対応していくことが求められてきます。
会場管理
数十人規模から数千、数万人規模のイベントなど、多くの人が集まるイベントでは、その人たちを収容する場所が必要になります。
会議室やスタジオ、イベントホールや大型の展示場、大小さまざまな会場が存在します。
現在はコロナの影響によりオンラインで完結するイベントも増えてきましたが、その撮影・収録を行うためにもある程度機材や環境が整っている場所は必要になります。
会場管理のお仕事も、イベントに関わる大事なポジションといえるでしょう。
イベントが安全に行われるように、事前に主催者や制作会社、イベント運営会社の方々とやり取りを行い、建物や関係省庁などとの調整を行う非常に重要な立ち位置です。
希望の演出ができるかどうかも会場担当の方々に交渉して実施できるかが決まってきます。
逆に会場担当者は安全管理を行いながら、いかにイベント利用者が望み通りのイベントを実現できるかを叶えられるように調整をせねばらならず、関係各所との現場調整力が求められるでしょう。
施工・テクニカルオペレーター
イベントにおいて最も重要な演出に関わるお仕事をされているのが施工会社や映像・音響・照明などのプロの技術をもつ方々です。
ライブを行う際にステージ・客席等土台作りの部分を担う施工チーム。
演出家のイメージ通りの演出を加えていくテクニカルチーム。
舞台監督さんや、音響さん、照明さん、などはわかりやすい例ですね。
彼らに求められるのはイベントを最大限に盛り上げる世界観を作り上げるための確かな技術です。
クライアントの要望にいかに正確にこたえられるかが重要であり、それを叶える力はまさに職人技といえるでしょう。
ライブや舞台、企画展に行かれたことのある方はイメージしやすいと思います。
イベント業界の職種って何があるの?
イベントにおける様々な仕事があることがわかりましたね。
では実際に働くことになった際、どのような枠割を担うことになるのでしょうか。
代表的な職種を4つご紹介していきます。
イベント業界の職種
- プロデューサー
- ディレクター
- アシスタントディレクター(AD)
- イベントスタッフ
プロデューサー
まずはイベント企画を担う、イベントプロデューサーです。
企画立案し、クライアントへの提案から始まり、方向性が決定したた後は計画通りにイベントの準備が進むように全体の管理を行う統括責任者のポジションです。
花形的ポジションですが、実は特に必須の資格はありません。
一方で現場における的確な判断や交渉力、全体を統括する統率力が求められることから、そこに至るまでには制作スタッフとして経験とキャリアを積んでいく必要があります。
ディレクター
ディレクターはイベントの企画・提案から制作業務や現場の全般指揮・管理までを行います。
プロデューサーとの違いは、クライアントの要望から利益を生み出すことと、現場での監督作業と目的が異なります。
しかし、明確に分業することも難しく、兼任している方も多いです。
ディレクターも、プロデューサー同様に特別なスキルや資格は必要ありません。
現場での判断力を養うためには場数を踏む必要があり、制作スタッフやADとして経験を積んでいくことから始まります。
アシスタントディレクター(AD)
アシスタントディレクターは、その名の通りプロデューサーやディレクターのアシスタントとしてサポート業務を行います。
ADさんと呼ばれる方々ですね。
イベント会社に入ると、まず制作や、現場をしるためにアシスタントとして様々な業務を経験していきます。
ディレクターやプロデューサーへのキャリアアップを目指すためのポジションです。
イベントスタッフ
イベント現場には本当に多くの業務が存在します。イベントスタッフはディレクターやADによる管理のもと、実際のイベントを回していく実動隊です。
イベントスタッフの種類
- 受付スタッフ
- 設営スタッフ
- 誘導スタッフ
- 警備スタッフ
- テクニカルオペレーター
など、他にも様々な業務があります。
また、企業のイベントやプロモーションでは、MCがステージでパフォーマンスを行ったり、イベントコンパニオンが商品説明を行います。
アルバイトスタッフであることが多いですが、中には誘導や警備などの特殊な資格やスキルを持っていることが求められる業務もあります。
特にテクニカルオペレーターと呼ばれるスタッフは、専門学校や専門の会社で技術や知識を学んでいく必要があります。
イベント業界で働くメリット
イベント業界の仕事の全体像が見えてきましたね。
では次に、イベント業界で働くことのやりがいやメリットはどんなところにあるのか、一緒に見ていきましょう。
イベント業界で働くメリット
- 華やかな世界に関われる可能性がある
- コミュニケーション能力が磨かれる
- 柔軟な対応が出来るようになる
- 本番を迎えたときの感動がすごい
- 幅広い業界の人とつながれる
- 全国各地に訪れられる
1.華やかな世界に関われる可能性がある
イベント業界は地味で泥臭いって聞くけど…。と思われる方もいらっしゃいますね。
確かにそうなんです。
基本的には地味で泥臭い現場です。
でも、ライブコンサートや有名作品の企画展など、芸能界やほかのエンタメ業界との関わりも深く、華やかな世界に関われる機会があるのが非常に魅力的な世界ともいえるでしょう。
イベント業界を目指そうという方は、「芸能人に会えるかも!?」とか、そういうところをモチベーションにしている方も多いです。
私も少なからずそういう点はあります。笑
一方で、ライブコンサートなどを専門で扱う企業もあれば、講演会やセミナーなどを中心に扱う企業、イベント全般を総合的にみるところもあります。
闇雲に飛び込むと全然地味なイベントしかない…。なんてこともあり得ます。
ご自身の希望するイベントに関われるかどうかはあらかじめリサーチをしっかりとしておいた方がよいでしょう。
2.コミュニケーション能力が磨かれる
イベントは主催者と制作会社、会場、運営会社、テクニカル専門会社など、本当に関係する人が多いのが特徴です。
大きなイベントであるほどそれが顕著になってきます。
イベント会社に入るとクライアントの要望を聞き、それを叶えるために協力会社との間に立ち様々な調整を行っていくことになります。
自然とコミュニケーション能力は磨かれてきます。
コミュニケーション能力はどの業界でも必須のスキル。
磨いておいて損はないですよね。
3.柔軟な対応が出来るようになる
先にも述べたように、イベントにはトラブルはつきものです。
- 会場設営時の物損事故
- 来場者の急な体調不良
- 交通機関の遅延で出演者が遅れる
など、予想だにしない出来事がたくさん起こります。
それだけ聞くと怖いかもしれませんが、基本的にはトラブルシューティングができるようにマニュアル化されており、そのフローをもとに対応をしていくことになります。
ディレクター・プロデューサーと上の立場に行くほど判断が必要になりますが、様々な現場を経験する中でその経験値から判断力は身についていきます。
臨機応変な対応力はどこに行っても通用する大事なスキルです。
4.本番を迎えたときの感動がすごい
イベントはとにかく準備期間が大変です。企画を詰めて、会場を探して、協力者を募ってマニュアルも作って、、、イベント当日までにやるべきことは膨大です。
でもどんな仕事でもそうですが、「段取り8割」といわれるように、イベントでも段取りこそが最も大事な仕事です。
土台が完成すればあとは実行するだけです。
イベントが始まった瞬間や、観客が喜ぶ姿を見ることができると、何よりも達成感と感動を得ることができます。
学園祭を終えた後の感覚に近いかもしれません。
とにかく心に残ります。
それがイベント業界の仕事の醍醐味です。
5.幅広い業界の人とつながれる
イベント業界は本当に幅広い業界の方とつながれます。
芸能関係やレコード会社、出版社などのエンタメ業界の方々はもちろん、セミナー講演会に関われば医療関係の方々、発表会では様々な家電、飲料など様々なメーカー企業の方々ともつながれます。
広く浅くかもしれませんが、世の中のトレンドをつかめるのもこの業界の特徴であり、メリットともいえるでしょう。
6.全国各地に訪れられる
全国各地で様々なイベントが行われているので、イベント会社は出張で飛び回ることもしばしば。
私も今でこそ首都圏中心の活動ですが、かつては山形や鳥取、大阪、福岡など色んな所へイベント設営や現場対応で飛び回っていました。
ご家庭を大事にされたいなど、出張に抵抗がある方にはつらいかもしれませんが、気にならない人や旅行が趣味の人は仕事ついでに名所を巡れたり、名産品を食べれたりと楽しめるでしょう。
イベント業界で働くデメリット
イベント業界のメリットはわかったけど、デメリットも気になりますよね?
イベント業界で働くデメリットは以下の通りです。
イベント業界で働くデメリット
- 体力的にきつい場面も
- 土日休みじゃない
しっかりと理解したうえで、目指すべきかどうかを考えていきましょう。
1.体力的にきつい場面も
イベント業界は大変だと言われることも多く、その原因となるのは”長時間の拘束”です。イベントの性質上、業務時間がイベントの時間に左右されるのです。
エンタメ系の興行イベントはその収益確保のために本番回数が多かったり、開催時間が長い傾向にあり、前後に準備と撤収があるため自ずと拘束時間が長くなります。
どうしても出張のために始発だったり、終電で帰ることも発生するので、体力的にきつい場面もしばしばあります…。
「イベント業界で働きはしたいけど、なるべく定時で上がりたい」という方はセミナー・講演会などの企業イベントを扱う会社の方がライフワークバランスは確保しやすいと言えるでしょう。
2.土日休みじゃない
ライブ・エンタメ系のイベントなどの興業は基本的に集客のために土日に開催されることも多いです。
お祭りやマルシェなどの地域のイベントなど、ファミリー層に向けた催しも土日が基本です。
いわゆるBtoC系のイベントは土日が中心です。
そのため、シフト勤務となったり、土日休みでも休日を振り替えて出勤することもしばしば。
完全土日休みをしたいという方は苦労するかもしれません。
興行系のイベントだと土日や夏・冬休み、年末年始などが繁忙期となります。
一方でビジネス系のイベントは平日開催で時間も昼間開催のものも多いです。
ご自身の興味や生活スタイルに合わせて選んでいくとよいでしょう。
イベント業界に向いてる人の3つの特徴
イベント業界のメリットやデメリットを上げてきました。
では、それらを踏まえてどんな人が向いているのでしょうか?
イベント業界に向いている人
- イベント好き
- スケジュール管理能力がある
- 新しい知識にアンテナを張っている
順番に見ていきましょう!
①イベント好き
当然ながら、イベント好きである方が向いていると言えるでしょう。
普段からイベントに目を向けているからこそ、見える事がたくさんあります。
私もよくライブコンサートはもちろん、演劇やミュージカル、展覧会にも足を運んでいます。
自ら様々なイベントに足を運べると、プライベートも本業も充実することでしょう。
②スケジュール管理能力がある
イベントの仕事は同時に複数の案件が動くこともしばしば。
私は月間10本以上のイベントを同時に進めていたりします。
繁忙期には多い時で20本以上担当していたことも。
ここで求められるのはスケジュール管理能力です。
同時に進めていくので、どうしてもマルチタスクになってしまいます。
それぞれの案件の進捗管理がしっかりできないと、ミスにつながります。
優先順位をつけられるようになったりと、経験をしていく中で養われていく能力だと考えます。
③新しい知識にアンテナを張っている
イベント演出のために映像や音響、照明などの知識は多いに越したことはありません。
クライアントの要望を正確に各協力会社に伝えるのは、知識がないと難しいからです。
自分が理解できていないと、ちゃんと伝えられないですもんね。
また、期待にこたえるイベントを演出するには、常に移り変わる新しい技術などにも目を向けていく必要があります。
最新技術を取り入れたい、あのイベントでやっていた演出をやってみたい、とかは本当によく言われます。
トレンドを追いかけるのが苦ではない人は向いていると言えるでしょう。
イベント業界に就職するには?
イベント業界に新卒で就職したい人は、イベント会社の取り扱いのある就活サイトを利用しましょう。
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正直、自分一人で就職活動を進めていくのは無理があります。
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順番に紹介しますね。
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私はかつて就活に失敗して、入った会社で頑張りながらも、第二新卒枠でイベント業界に再チャレンジしまくっていた時期がありました。
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イベント業界に転職するには?
- すでに他業界で頑張っているけど、好きなことを仕事にするのが諦められない。
- イベント業界に興味があって挑戦したい。
という方も安心してください。
イベント業界は、実は中途採用が中心です。
業界の中で転職している人も相当います。私も4回転職しています。笑
専門的なスキルや資格がなくともできる仕事であることから、前職は小売店で販売員をしている人や、テーマパークのスタッフ、商社で営業していた、などほかの業界や異業種からの転職する人も多く、未経験者のハードルもそこまで高くありません。
今のご自身の経験は必ず活かせます。
転職エージェントに登録して転職を成功させましょう。
イベント業界を目指すために活用すべき転職エージェントで、おすすめなのは以下の2つです。
- リクルートエージェント
- マスメディアン
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材業界最大手のリクルート社が運営する転職エージェントです。
求人数60万件以上、転職支援実績は20万件以上と、正直、他のサービスとは比べものにならないくらい圧倒的な数を誇ります。
イベント系の仕事も、制作会社やイベントを主催するような大企業はもちろん、イベント業界の中でもホワイトな企業式典系を中心に扱う位弁ター会社も多数取り扱っています。
私も過去4回転職実績がありますが、必ずリクルートエージェントには面談や案件を紹介してもらっており、直近の転職では年収100万円以上アップさせ、残業も減って、好きな仕事をしながら家族との大切な時間を持てる、理想的な生活を手に入れました。
規模が大きすぎて、エージェントの質がまばら、などの声も一部あり、私も実際感じたこともありますが、合わないと感じたら担当を代えてもらえるので安心して相談できますよ。
今までのキャリアの棚卸しにもなって、例え今すぐ転職しなくとも、自分の将来を見つめ直すきっかけにもなるので、情報収集目的でとりあえず無料面談だけ受けるのもありでしょう。
ただし、求人はかなり流動的で、イベント業界の求人は募集枠も少なくレアだったりします。
のんびりしていると案件が無くなってしまう可能性もあるので、とりあえず無料で登録だけして案件検索してみるのもよいでしょう。
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マスメディアン
マスメディアンは、広告業界大手の宣伝会議が運営する転職エージェントです。
リクルートエージェントは総合型で幅広く見れるのに対して、マスメディアンは広告業界・出版業界など、マスメディア向けの業界に特化した求人を扱っています。
広告業界ってイベントに関係なさそうな気もしますが、上記で紹介したようなプロモーション系のイベントの多くは広告会社が必ずと言って良いほど絡んでいます。
広告代理店はもちろん、広告会社系のイベント制作会社もあるので、名前の通りマスメディア向けのイベントなどを手がけてみたいと言う人には良い案件が揃っているはずです。
実は、転職エージェントは1つしか登録してはいけないというルールはありません。
しかも、利用者側は完全無料で利用できるため、2つとも登録してみて、自分に合う方を選んで使ってみるのもありです。
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華やかな世界に関われるチャンス、ぜひチャレンジしてみてください。
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