エンタメ業界に向いてる人とは?自分の適性を見極め理想の仕事に就く方法を解説

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エンタメ 就職・転職

エンタメ業界に向いてる人とは?自分の適性を見極め理想の仕事に就く方法を解説

うーなー

エンタメ・イベント業界15年超|コロナ禍をきっかけに副業Webライターとして活動を開始|ライティングやエンタメ業界での働き方などをX(旧Twitter)・ブログで発信中|夢は家族で世界のディズニー旅

この記事を読んでいるあなたは

「今の仕事が合っていないのではないか・・・」

「本当にやりたい仕事じゃない」

「好きなことを仕事にしたい」

と考えて、エンタメ業界に興味を持っているのではないでしょうか?

本記事は、転職を6回経験しながらもエンタメ・イベント業界に10年以上勤めている筆者が、「エンタメ業界に向いている人の特徴や目指すためのコツ」について解説しています。

結論としては「自分に合う仕事」の選び方さえ間違えなければ、あなたもエンタメ業界で活躍できるようになるはずです。

記事の後半では、転職に失敗しないために必要な対策についても解説しています。

ぜひ最後まで読んで、ワクワクしながら働ける理想の環境を手に入れましょう!


エンタメ業界の代表的な事業は?

エンターテインメント産業

エンタメ業界といえば、様々なコンテンツを通じて人々に感動を届けたり、娯楽を提供する産業です。

ですが、エンタメ業界と言っても、その事業範囲は多岐にわたります。

エンタメ業界

  • 芸能・スポーツ
  • 映画
  • 音楽
  • 出版
  • レジャー・アミューズメント
  • キャラクター事業
  • イベント
  • 動画配信
  • ゲーム
  • グッズ

それぞれ詳しく見ていき、自分が興味のあるジャンルを見つけましょう。

芸能・スポーツ

芸能・スポーツ

芸能・スポーツの世界は、いわゆるタレントやアスリートのマネジメントや、興行を行う事業をおこなっており、国内市場規模は約1兆2100億円と言われています。

TVやCM、舞台などで活躍されるタレントや、各スポーツ選手をマネジメントする事務所が主な就職先となるでしょう。

メディア露出による影響力の大きさが特徴で、多様な才能の発掘と育成もやりがいに繋がりそうです。

自分が見つけた才能ある人材が、タレントとして大きく羽ばたいていく姿が見られたら、感慨深いですよね。

タレントを通じてファンとの密接な関係構築が可能で、以降紹介していく他の事業とのシナジー効果も非常に高いと言えます。

映画

映画業界でのキャリアパス

映画の世界は、映画作品の製作・配給・興行を含む総合的な事業で成り立っており、国内市場規模は約2,214億8200万円と言われています。

配給会社の国内代表格は、東宝・東映・松竹の3社が思い浮かぶでしょう。

他にも劇場運営の会社や、映像クリエイターなど製作に関わる会社も選択肢に入ります。

筆者も学生時代4年間、映画館でアルバイトをしていました!

最近では鬼滅の刃をはじめとする国内アニメの劇場版が非常に人気で、メディアミックス展開が非常に盛んです。

映画をヒットさせるための宣伝業務に関わるプロデューサーさんなどが花形の仕事と言えるでしょう。

大ヒット映画のエンドロールに自分の名前が載っていたら、歴史に名を残せた感じがしますよね。

音楽

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出典:https://corporate.pia.jp/news/detail_live_enta_market_20240618.html

音楽業界は楽曲の制作、販売、ライブ興行などを含む事業で成り立っており、ぴあ総研によれば、2023年の国内のライブ・エンタテインメント市場規模は6,857億円と、コロナ禍以前の最盛期2019年を超え、過去最高を記録したようです。

楽曲の提供方法は以前のようにCD販売ではなく、ストリーミングサービスが現在は主力に置き換わっており、デジタル化が進んでいます。

また、ライブコンサートといったリアルの場でアーティストとファンとが強い絆を築きやすく、長期的な事業展開も可能です。

私は長年ライブエンタメ産業に携わりたいと思い続け、30代でメイン事業としてようやく携わることができました。

全国各地にアリーナ建設なども進んでおり、今後ますますライブエンタメ市場は活性化していくと予想されています。

出版

出版業界

出版業界は書籍、雑誌、電子書籍の制作・販売を行う事業をおこなっており、国内市場規模は約7902億円ほど。

書籍といえば知識や情報の伝達、文化の継承という社会的意義が大きいとも考えられますが、日本国内においては漫画も非常に力強く、世界中で人気を博している作品が多く世に輩出されています。

国内では毎年7万冊の本が出版されているとも言われており、1日にするとおよ二百冊もの本が世に出ています。

一方で、書籍は年々売れなくなっていると言われており、本屋事業は非常に苦しいと考えられています。

ですが、スマートフォンの普及とともに盛んになった電子書籍市場の成長に伴って、電子コミックも非常に好調です。

小説やコミックスの映像化など、メディアミックス展開によるビジネスチャンスもあるのが非常に魅力的です。

自分の担当した書籍が映画化されたりしたら、思わず感激してしまいそうですね。

レジャー・アミューズメント

レジャー・アミューズメント

レジャー・アミューズメント事業はテーマパーク、遊園地、ゲームセンターなどの運営を行っており、国内市場規模は約62兆8230億円。

ディズニーランドやUSJをはじめとするテーマパーク事業がイメージしやすいですよね。

他にもカラオケや劇場等の鑑賞系レジャーの市場も含まれているため、かなり幅広いジャンルを取り扱っているともいえます。

「非日常」的な体験提供による高い顧客満足度と、リピーター獲得によるの安定した収益が特徴です。

業界トップのディズニーリゾートについては、なんと9割以上がリピーターとも言われています。

映像技術などをはじめとする技術革新によるアトラクションの進化や、キャラクターとのコラボレーションなど、常に新しい魅力を創出できる点が強み。

非日常空間で感動するお客様の姿を見られるのは、非常にやりがいを感じる場面と言えそうです。

キャラクター事業

キャラクター事業

キャラクター事業はアニメ、漫画、ゲームなどのキャラクターの権利管理や商品化を行っており、国内市場規模は約2兆7464億円。

人気キャラクターやメディアミックス展開によって、市場はどんどん拡大しています。

筆者もキャラクター関連のイベント企画を担当していたこともあり、その人気の凄さに圧倒された経験があります。

アンパンマンやドラえもん、ポケモンなど、日本を代表するキャラクターも多くあり、さまざまな業界と親和性が高く、多様な展開が可能なため、長期的な収益が見込めます。

グローバル展開による市場拡大や、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデルの創出が期待できる。

筆者は親の影響で特にディズニー作品が好きですが、自分が子供の頃に親しんだキャラクターが長く愛されていて、今は自分の子供達と一緒に楽しんでいます。

親子三世代で楽しめるなんて、キャラクター事業の息の長さがよく分かりますよね。

イベント

イベント業界

イベント業界はコンサート、展示会、スポーツ大会など様々な催しの企画・運営を行う事業で、国内市場規模は約3845億円です。

筆者も10年以上、イベントに携わってきています。

イベントの強みはリアルな体験提供による高い満足度と、SNSなどを通じた口コミ効果が特徴。

企業プロモーションや地域活性化など、多様な目的に活用できる点が魅力と言えます。

コロナ禍で他のエンタメ産業と同様に打撃を受け、一時オンラインがメインで継続されていましたが、やはりリアルの場でのコミュニケーションの大切さを多くの人が感じはじめており、再び市場が盛り上がってきています。

動画配信

動画配信

動画配信事業は、Netflixをはじめとするインターネットのストリーミングサービスを通じて映像コンテンツを提供しており、国内市場規模は約5,740億円と言われています。

時間や場所を選ばない視聴スタイルと、パーソナライズされたコンテンツ推薦が特徴。

サブスクリプションサービス(サブスク)を一気に普及させた一因とも言えますね。

ディズニー+やPrimeVideo、U-NEXTなどの他、各テレビ局も見逃し配信などの配信事業に乗り出しています。

コロナ禍での巣ごもり需要で爆発的に人気を博していましたが、現在は多くの人の可処分所得の奪い合いとなっており、いかに注目させる作品を提供するかなどが競われている印象です。

今後はいち早くNetflixが乗り出しているようなオリジナルコンテンツ制作による差別化や、グローバル展開による急速な成長などが注目されていくようです。

ゲーム

ゲーム業界

ゲーム業界ではビデオゲーム、モバイルゲーム、PCゲームなどの開発・販売を行っており、国内市場規模は約2兆1255億円。

かつては家庭用ゲーム機が主流でしたが、現在はスマホゲームの普及が一気に加速しています。

ゲーム内課金や継続的なアップデートによって、長期的な収益モデルが確立されたのも時代の変化を感じさせます。

ディズニーツムツムなど、気づけば1つのゲームを10年以上プレイしていた・・・なんて作品も多く登場しています。

アニメ作品などとのコラボも盛んに行われているため、他のエンタメ分野とのクロスメディア展開によって、普段ゲームをしないユーザー層の獲得も進んでいそうです。

さらには、eスポーツも盛り上がりを見せてきており、イベントなど他事業との連携も加速しています。

グッズ

グッズ

グッズ産業はキャラクターや芸能人、スポーツチームなどに関連する商品の企画・製造・販売を行う事業で、国内市場規模は約約1兆193億円。

特にアニメやゲーム関連の商品は非常人気で、劇場やイベントなどでも物販販売が盛んです。

ファンの愛着心を形にする商品展開と、高い利益率が特徴。

ライブコンサートでの物販の勢いもすごいですよね。特にアイドル系の場合は凄まじいです。

限定商品やコラボレーション企画など、常に新しい付加価値を創出できる点が魅力と言えます。

推し活ブームに乗っかり、勢いを増しているのかもしれません。

エンタメ業界の代表的な職種は?

エンタメ業界職種

エンタメ業界で働くと考えた場合、あなたはどんな職種をイメージしますか?

エンタメに関わる仕事は華やかなイメージがあり、クリエイティブな仕事を想像される方も多いのではないでしょうか。

実際には、表には見えにくいような仕事も含めて、非常に多くの職種が存在します。

以下では、一部ですが代表的な職種について紹介していきます。

エンタメ業界の職種

  • 営業
  • 企画・制作
  • マーケティング
  • 販売
  • 宣伝・PR
  • 施設管理
  • イベント運営
  • 一般事務

あなたの経験を活かせるものや、興味がある仕事が見つかるかもしれません。

営業

エンタメ業界の営業は、いわば夢を形にするための仕事とも言えます。

どの業界でも企業でも同じですが、売上の要となるため非常に重要なポジションです。

例えば、新作映画の配給権を劇場に提案したり、人気アーティストのコンサートスポンサーを募ったりする役割を担います。

スポンサーを獲得するなど、資金が集まらないと実現できないイベントや事業がたくさんあります。

自身の交渉力で大規模プロジェクトを動かせる点が魅力ですが、厳しい締め切りや条件との折衝もあり、プレッシャーも大きいです。

企画・制作

企画・制作はエンタメ企業の中でも代表的な、クリエイティビティを存分に発揮できる職種です。

新しいテレビ番組の企画や、話題の舞台制作などを手がけます。

アイデアが形になっていく過程は非常にやりがいがありますが、視聴率や観客動員数といった結果を求められるプレッシャーも大きいです。

ですが、自分が考えた企画が世に出て、多くの人に感動を与えられたときの達成感は格別でしょう。

マーケティング

エンタメ業界のマーケターは、トレンドを先読みが求められる仕事です。

マーケターは「営業マンの前に顧客を連れてくる役割」とも言われているように、非常に重要な役割を担います。

若者に人気の配信サービスの利用動向分析や、新しいアニメキャラクターの商品展開の検討などを行います。

データと直感を駆使して将来のヒットを予測する挑戦的な仕事ですが、予測が外れた際のリスクも大きく、責任も重大です。

また、ただ市場を分析するだけでなく、戦略を担うポジションとして企画制作や営業など、他のポジションとの連携も欠かせません。

販売

CDショップやグッズストアの販売員は、ファンの気持ちに寄り添う仕事です。

私も書店員やレンタルビデオ店でのCD販売で働いていた経験がありますが、求める商品を一緒に探したり、仕入れたりするのはやりがいでした。

新譜の効果的な陳列や、顧客にぴったりのグッズ提案などを行う、ユーザーと最も距離が近く売上に直結する重要な仕事です。

自分も一人のファンとしてお客様と対話するのが楽しい反面、繁忙期の身体的負担や在庫管理の難しさといった課題もあります。

宣伝・PR

宣伝・PRの仕事は、映画試写会の企画やアイドルの記者会見設定など、世間の注目を集める花形的な仕事です。

いかに自社の作品などをメディアに露出させ、集客に繋げる重要なポジションと言えるでしょう。

最近ではSNSを活用した話題作りなど、新しい手法へのチャレンジも魅力です。

一方で、作品の顔とも言える役回りのため、炎上リスクへの対応など、細心の注意が必要な面もあります。

施設管理

ライブハウスやミュージアムなどの施設管理は、縁の下の力持ち的な重要な仕事です。

ライブコンサートのほか、企画展など、さまざまなイベントが行われていますが、いわゆる『箱』となる会場がないと成り立たないのがイベント事業です。

安全で快適な空間づくりが使命で、コンサート会場の音響や照明のチェック、美術館の温湿度管理など幅広い業務を担当します。

消防法など、安全管理のために法令遵守を求めていく一方で、イベンターが希望する演出を叶えてあげるために伴走したりと、間に立って調整していく重要な役割です。

イベント等に訪れる来場者の満足度向上に貢献できる反面、突発的なトラブル対応の難しさもあります。

イベント運営

音楽フェスや展示会のイベント現場を統括する仕事です。

アーティストのケアから来場者の誘導、物販対応など、多岐にわたる業務をこなします。

会場設営の際のスタッフのケアなども必要になったりと、深夜や早朝対応なども非常に多く、体力と根気のいる仕事です。

主催者と会場との間に立ち、さまざまな調整を行う必要もあります。

また、成功時の達成感は大きいですが、天候や予期せぬアクシデントへの対応など、ストレスも高い職種といえます。

一般事務

一般事務は、エンタメ企業の経理や人事などの他、組織の基盤を支える重要な存在です。

コンサートの売上管理やタレントのスケジュール調整などの他、カスタマーサポートなどのデスク業務もあります。

表舞台に立つ機会は少ないですが、業界を支える誇りを感じられる職種だと言えます。

企画・制作や広報・PRなど、目立つような立場で働くのはちょっと…という方も活躍できる場所です。

エンタメ業界に向いてる人が持っているスキルは?

エンタメ業界 スキル

エンタメ業界には多様な職種があり、それぞれに魅力とチャレンジがあります。

華やかさだけでなく、時に困難もありますが、人々に感動や笑顔を届けられるやりがいのある仕事が数多くありますね。

この業界に向いている人には、ある共通点があります。

エンタメ業界に向いている人の持つスキル

  • 共感力
  • 情報感度が高い
  • 自ら行動できる
  • アイデアを言葉にできる
  • 学び続けられる

これらは全て当てはまっている必要はありません。

どれか一つでも当てはまるものがあれば、あなたの強みとして存分に力を発揮できるでしょう。

共感力

エンタメ業界で成功するには、優れた共感力が不可欠です。

観客や視聴者の心を掴み、感動を与えるコンテンツを創造するためには、他者の感情を深く理解し、それに応える能力が求められるからです。

例えば、映画監督が観客の心情を巧みに予測し、登場人物の感情を丁寧に描写することで、感動的なシーンを作り出します。

また、音楽プロデューサーがリスナーの気持ちを理解し、心に響く歌詞や旋律を生み出すことも、共感力の表れと言えるでしょう。

もちろん映画監督や音楽プロデューサーでなくとも、さまざまな企画を考えたり、仕事を進めていく上では消費者の心に寄り添った考えや行動が必要です。

共感力は単なるスキルではなく、エンタメ業界で活躍する上で欠かせない核心的な能力なのです。

情報感度が高い

エンタメ業界では、高い情報感度を持つ人材が重宝されます。

この業界はトレンドの変化が激しく、常に最新の情報をキャッチし、素早く対応することが求められるからです。

例えば、SNSマーケティング担当者が新しい動画プラットフォームの台頭をいち早く察知し、そこでのプロモーション戦略を立案・実行することで、大きな成果を上げることができるでしょう。

また、ゲーム開発者が最新のVR技術のトレンドを把握し、革新的なゲーム体験を提供することも、高い情報感度の表れです。

競合他社と同じことばかり取り組んでいても、突き抜けた成果は出ないでしょう。

このように、情報感度の高さは、エンタメ業界で先を行く人材の重要な特徴と言えます。

自ら行動できる

エンタメ業界で成功するには、自ら積極的に行動を起こせる能力が必要不可欠です。

この業界では、斬新なアイデアを実現させるために、主体的に動き、困難を乗り越えていく姿勢が求められるからです。

例えば、音楽フェスティバルのプロデューサーが、新しいコンセプトのイベントを企画する際、アーティストの交渉から会場の選定、スポンサーの獲得まで、自ら率先して行動し、プロジェクトを成功に導くことがあります。

関係各所との調整や準備をいかに主体的に進められるかが、チャンスを掴み、新しい取り組みを実現するのには必要です。

積極的な行動力は、エンタメ業界でアイデアを形にして、成功を掴むための重要な鍵となるでしょう。

アイデアを言葉にできる

エンタメ業界では、創造的なアイデアを明確に言語化し、他者と共有できると有利でしょう。

アイデアは頭の中にあるだけでは実現しません。

斬新なコンセプトや複雑な創造的ビジョンを、チームメンバーやクライアントに分かりやすく伝え、共感を得ることが、プロジェクトの成功には不可欠です。

例えば、広告クリエイティブディレクターが、革新的なCMのコンセプトを明確に説明し、制作チームやクライアントの理解と賛同を得ることで、インパクトのある広告キャンペーンを実現することができます。

また、テレビ番組のプロデューサーが、新しい番組フォーマットのアイデアを分かりやすく提案し、放送局の幹部を説得して番組化に成功するケースもあるでしょう。

アイデアを実現したいなら、わかりやすい言葉で共有できるような言語化力を鍛えておくのが良いでしょう。

学び続けられる

エンタメ業界で長期的に成功するためには、常に学び続ける姿勢が不可欠です。

この業界は技術革新やトレンドの変化が著しく、新しい表現手法や制作技術を継続的に学び、適応していく必要があるからです。

例えば、AIの発達によりクリエイティブな作品作りはより手軽に、誰でも参入できるようになりました。

もちろん、これまでの技術や実力を磨いてきた経験も大切ではありますが、取って代わられないように、自身も学び続けて知識や技術を高めていく必要があるのです。

また、長年活躍している音楽アーティストが、最新のデジタル音楽制作技術を習得し、新しい音楽スタイルに挑戦することで、新たなファン層を獲得するケースもあるでしょう。

エンタメ業界で革新を起こし続け、長期的なキャリアを築くためには、学び続ける姿勢が大切なのです。

エンタメ業界に向いている人はどんなことをやっている?(求められる人物像・行動習慣・共通点)

ポイント

  • 情報収集をしている
  • 学び続けられる
  • 好きなことには全力で取り組む、楽しんでる

これらのスキルと行動習慣は、エンタメ業界で活躍するための重要な要素です。

ただし、全てを完璧に備えている必要はありません。

自身の強みを活かしつつ、足りない部分を補完していく姿勢が大切です。

エンタメ業界は多様性を尊重する分野でもあるため、個性を活かしながら、これらのスキルや行動を意識的に磨いていくことが成功に近づく一歩になるでしょう。

情報収集をしている

エンタメ業界で活躍する人々は、息をするように日常的な情報収集やアンテナを張っています

エンタメ業界は急速に変化し、新しいトレンドや技術が常に登場するため、最新の情報を把握し、先を見越した行動をとることが成功の鍵になるからです。

例えば

  • 業界誌や専門サイトなど、様々なメディアを積極的に消費し、最新のトレンドを把握している
  • 異業種の展示会やイベントにも足を運び、新しいアイデアの種を探している
  • XやInstagram、TikTokなどのSNSを効果的に活用し、リアルタイムの反応や評判を確認している

といった行動をしています。

このような多角的な情報収集により、常に最前線の知識を持ち、また面白いコンテンツを生み出しているのです。

学び続けられる

エンタメ業界で活躍している人は、現状に満足せず、常に学び続ける姿勢を持ち続けています

技術革新やクリエイティブの変化が激しいエンタメ業界では、常に新しいスキルや知識を習得し、自己を更新し続けることが不可欠だからです。

具体的には、以下のような行動を積極的に取り入れています。

  • 関連する書籍や専門誌を定期的に読んでいる
  • 最新の映像編集ソフトの使い方や、デジタルマーケティングの新手法などを学ぶため、オンライン講座やワークショップに参加し、スキルアップを図っている
  • 業界の先輩や専門家との対話の機会を積極的に設けている

こういった自己投資や業界イベントでのネットワーキングを通じて、実践的な知恵を得ています。

継続的な学習姿勢により会社から一目置かれるのはもちろん、エンタメ業界のプロフェッショナルとして、常に成長し、変化する環境に適応し続けることで活躍していけるのです。

好きなことには全力で取り組む、楽しんでる

エンタメ業界で真に成功している人々は、仕事に対して強い情熱を持ち、楽しみながら全力で取り組んでいる人が圧倒的に多いです。

エンタメ業界は創造性と革新性が求められる分野であり、仕事に対する純粋な愛情や熱意が、質の高い作品や革新的なアイデアを生み出す原動力となるからです。

  • 休日でも自主的に新しい企画を考えたり、関連する情報を収集したりする
  • 予算の制約や厳しいスケジュールなどの問題を、クリエイティブな挑戦として捉えている
  • 自身の好きなことを仕事にできることに喜びを感じ、それが原動力となっている

趣味と仕事の境界線が曖昧なほど、仕事に没頭しています。

それによって困難な課題にも前向きに取り組み、そのプロセスを楽しんでいるのです。

音楽好きな人がコンサートのプロデュースを行ったり、映画マニアが映画製作に携わったりすることで、仕事そのものに喜びを見出しているように、「楽しみながら全力で取り組む」姿勢が、エンタメ業界で長期的に結果を出せる重要な要素となっています。

エンタメ業界で10年以上働いている私が向いていると思えたきっかけ

エンタメ業界で10年以上働いている私が向いていると思えたきっかけは?

私はエンタメ業界の中でも、イベントに携わる仕事を10年以上しています。

実は、転職は6回目となり、経験してきた職種も接客・企画・営業・現場ディレクターなど幅広いです。

転職理由はライフステージに合わせて環境改善をしたいという理由もありましたが、キャリアアップのために転職をしてきました。

「本当に合う仕事は何なのか」「自分が実現したいことは何なのか」という点を常に模索し続け、試行錯誤を繰り返したのです。

その中で「縁の下の力持ち」というのが一つ私のキーワードとして見つかりました。

エンタメ業界といえば、積極的でクリエイティブなアイデアを出し続けるような人が向いているイメージがある人も多いでしょうが、私はその真逆です。

さまざまな職種を経験する中で、体育会系の営業職は向いていないなど、自信を無くしそうな場面も多々ありました。

ですが、現場の調整役であるディレクター職についてから「筆者さんは寄り添ってくれるよね」という言葉をかけてもらいました。

その言葉をきっかけに、前線で活躍するようなクリエイターの方々をサポートする「縁の下の力持ち」のような役回りなら向いていると気づきました。

たとえ裏方の仕事だとしても、現場の一員として多くの人々に喜びや感動を届けられたという達成感が、他の何物にも代えがたいものだと感じたのです。

エンタメ業界への転職を目指す上でやりがちな失敗例

失敗例

エンタメ業界は多くの人にとって魅力的な転職先ですが、転職を考える際には注意すべき点があります。

ここでは、筆者も実際にやってしまったエンタメ業界への転職を目指す上でよくある失敗例を3つ紹介します。

これらの失敗例を理解し、避けることで、より納得度の高いエンタメ業界での転職を実現できるでしょう。

失敗例

  • 好きかどうかだけで選んでしまう
  • やりたいことが定まっていない
  • ネームバリューだけで選んでしまう

好きかどうかだけで選んでしまう

エンタメ業界への転職を考える人の多くが、単に「好き」という感情だけで転職先の候補を選んでしまう傾向があります

しかし、好きなことを仕事にすることと、その仕事に適性があることは必ずしも一致しません。

エンタメ業界の仕事は、表面的な魅力だけでなく、実際にはめちゃくちゃ泥臭かったり、高度なスキルや専門性が求められることが多いからです。

例えば、音楽が大好きだからといって、必ずしもプロデューサーの仕事に向いているとは限りません。

音楽プロデューサーには、音楽の知識だけでなく、ビジネス感覚、リーダーシップ、クリエイティブな問題解決能力など、多岐にわたるスキルが求められます。

筆者もライブフェスが好きだからとコンサートに携わる仕事をした時、業界特有の接待の多さや、体力勝負な環境が厳しく、合っていないと感じた経験があります。そもそもお酒が飲めないので・・・。

エンタメ業界への転職を考える際は、単に好きかどうかだけでなく、自身のスキルや適性、そして業界が求める能力とマッチしているかどうか、慎重に検討することが大切です。

やりたいことが定まっていない

エンタメ業界に漠然とした憧れを抱いて転職を目指す人が多いのですが、具体的なキャリアプランがないまま行動を起こしてしまうと痛い目を見る可能性があります

エンタメ業界は多岐にわたる職種があるため、自分が何をしたいのか、どの職種で力を発揮できるのかを明確にしないまま転職活動を始めると、適切な機会を逃してしまったり、自分に合わない職種に就いてしまったりする恐れがあるからです。

具体的には「映画業界で働きたい」という漠然とした希望だけで転職活動を始めた場合、プロデューサー、脚本家、撮影技師、編集者など、様々な職種がある中で、自分に最適な職種を見逃してしまう可能性があります。

憧れだけで飛び込んだ結果、実際の仕事内容とのギャップに苦しむことにもなりかねません。

筆者の場合、勢いでイベント業界に転職してしまいましたが、やりたいことが定まらないまま条件だけで選んで1年半ほどで再転職した経験があります。

エンタメ業界への転職を考える際は、業界研究を十分に行い、自分のスキルや興味と照らし合わせながら、具体的なキャリアゴールを設定することが重要です。

ネームバリューだけで選んでしまう

これはエンタメ業界に限った話ではありませんが、有名な企業や人気のあるプロジェクトに惹かれて、その実態を十分に理解しないまま転職を決めてしまうケースがあります

特にエンタメ業界はそれが顕著で、つい大企業ばかり受けてしまう傾向が強いです。

そもそもエンタメ業界は大企業とはいえ、募集人数が1名など、非常に採用枠が狭いため競争率が異常に高いです。

筆者もキャリアアップのために業界大手にチャレンジした際、採用枠1名に対して200名以上の応募があったと聞いたことがあります。

また、華やかな外見の裏には、厳しい労働環境や予想外の業務内容が隠れていることもあります。

有名芸能事務所に憧れて転職したものの、実際の業務が事務作業中心で創造的な仕事にほとんど関われないケースや、人気テレビ番組の制作会社に入社したが、過酷な労働条件に耐えられず早期退職してしまうケースなどが考えられます。

ネームバリューに惑わされず、実際の仕事内容や企業文化、労働環境をしっかりと調査し、自分のキャリアゴールや価値観と照らし合わせて判断することが重要です。

表面的な魅力だけでなく、長期的な視点で自分のキャリアにとって本当に価値のある選択をすることが、エンタメ業界でのキャリア成功への近道となるでしょう。

エンタメ業界への転職に向けて必要な準備3選

エンタメ業界への転職を成功させるために、必要な準備は以下の通りです。

必要な準備

  1. 徹底的な自己分析
  2. やりたいことの言語化
  3. 転職エージェントへの登録

当たり前のような内容もありますが、実際これがしっかりできている人は意外と少ないものです。

ちゃんと取り組めば、他の人よりも一歩先を行くことができます。

1.徹底的な自己分析

エンタメ業界への転職を成功させるためには、まず自分自身を深く理解することが不可欠です。

自分の強み、弱み、価値観、そして長期的なキャリアゴールを明確にしましょう。

それぞれ洗い出した項目に対して、『なぜ?』と繰り返し深掘りしていくことで、自身の心の深いところにある気持ちや大切している価値観が見えてきます。

深い自己分析により、エンタメ業界のどの分野や職種が自分に最も適しているかを見極めることができます。

2.やりたいことの言語化

エンタメ業界で実現したいことを具体的に言葉にすることは、転職活動を効果的に進める上で重要です。

単に「エンタメ業界で働きたい」ではなく、「音楽フェスの企画運営に携わり、新しい才能の発掘と育成に貢献したい」というように、具体的な目標を設定しましょう。

加えて、自分のやりたいことだけではなく、企業側の求める成果にどうやって貢献できるのか、現状のスキルや過去の体験をもとに、自分の言葉で語れるようにしましょう。

これにより、転職先の選択肢を絞り込み、面接でも自分の熱意と適性をアピールしやすくなります

3.転職エージェントへの登録

自己分析や自分の適職がどうしてもわからない…ともし悩むのなら、転職エージェントを活用してみましょう。

なかにはエンタメ業界に特化した転職エージェントもあるので、業界の最新動向や求人情報を効率的に入手できます。

専門知識を持つキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、自己分析の深化や面接対策など、転職活動全般をスムーズに進めることができるでしょう。

転職活動を有利にかつ効率的に進めるためにも、転職エージェントの登録は必須です!

エンタメ業界におすすめの転職エージェント3選

転職エージェントの使い方

最後に、エンタメ業界への転職を有利に進めるために、おすすめの転職エージェントを紹介します。

結論としては、複数のエージェントに登録して、自分に合ったサービス内容だったり、アドバイザーとの愛称などで利用するサービスを絞り込んでいくのがおすすめです。

実際に筆者も利用したことがあるエージェントもあるので、実体験も含めてお伝えしていきます。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、人材業界最大手のリクルートが運営する総合型の転職エージェントです。

他の転職エージェントを圧倒的に凌ぐ求人数や、転職実績の豊富さが魅力のサービスです。

大手企業の非公開求人など、通常は見られないようなエンタメ業界のレア求人と出会える可能性があります。

また、専任のキャリアアドバイザーによる手厚いサポートが特徴で、応募書類の添削や面接対策など、選考に通過できるように個別にアドバイスを受けられます。

筆者も転職を考えるたびに利用しており、毎回違うキャリアアドバイザーですが、非常に丁寧に相談に乗ってくれるので、安心して転職活動を続けられていました。

なかには1年以上に渡り、納得がいく転職が実現できるまで、根気良く付き合ってくださったアドバイザーもいて、非常にありがたかったです。

とにかく幅広い求人数が見たかったり、大手の安心感が欲しい方は、リクルートエージェントに相談するのが間違いないでしょう。

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出典:https://www.massmedian.co.jp/

マスメディアンは、宣伝会議グループの運営するエンタメ業界に特化した転職エージェントで、特にメディアやクリエイティブ職種に強みを持っています

広告代理店や制作会社など、エンタメ業界を含め2000社以上の企業とのネットワークが豊富で、月間1,000件以上の求人数と92%の高いマッチング率を誇ります。

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コンサルタントは業界特有のトレンドや求められるスキルについて深い理解があるため、求職者に対して的確なアドバイスを提供してもらえるのも特徴です。

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エンタメ業界への転職手順

エンタメ業界は、夢と感動を届ける魅力的な世界です。

しかし、その華やかさの裏には激しい競争もあります。

それは転職市場でも同じことが言え、非常に高い競争率です。

そんな激戦区を勝ち抜くには、あなたの「得意」をどれだけ活かせるかにかかっています。

転職で成功する人々に共通しているのは、自分の強みを業界のニーズとマッチさせる能力です。

重要なのは、自分の得意分野を把握し、それをどこで活かせるかを見極めることです。

そのためには、業界研究と深い自己理解が欠かせません。

あなたの得意は何ですか?それをエンタメ業界のどこでぶつけられそうですか?

これらの問いにすぐに答えられなくても心配はいりません。

経験豊富な転職エージェントに相談することで、あなたの強みと業界のニーズを効果的にマッチングできるかもしれません。

彼らの専門知識と幅広いネットワークを活用すれば、あなたの「得意」を最大限に活かせる道が見つかるはずです。

エンタメ業界での新たなキャリアに向けて、まずは転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?


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うーなー

エンタメ・イベント業界15年超|コロナ禍をきっかけに副業Webライターとして活動を開始|ライティングやエンタメ業界での働き方などをX(旧Twitter)・ブログで発信中|夢は家族で世界のディズニー旅

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