『習慣化』言葉でいうのは簡単ですが、なかなか実践して身に着けるのは難しいですよね。
資格の勉強をしたいけどなかなか続けられなくて何年もたってしまった…
夏までに痩せよう!と言っていたけど行動に移せず夏が終わっていた…
筋トレして体づくりをしようと意気込んでジムに入会したけど、一度行ったっきり…
こんな悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
私も過去いろいろな資格取得を目指して勉強をしてみたけど、モチベーションが上がらず続かず気づけば参考書はタンスの肥やしに…なんて経験があります。
でもこの記事に書いたような方法を実践して、記事を書いている現在、朝活をするようになり、毎日SNS運用や読書でのインプット、ブログでのアウトプットに取り組むなど…
4か月以上毎日欠かさず継続して無理なく習慣化することができています。
ぜひ、実践して取り入れてみてください。
そもそも習慣化とは?
習慣化とは、同じ状況のもとで繰り返し行われた行動がやがて定着し、自分の意志とは関係なく行われることです。いわゆる『自動化』に近い状態ですね。
よくある例えで言えば、歯磨きだったりお風呂入ったり、生活の中に当たり前に溶け込んでいる動作の多くが「習慣化」されたものであると言えます。
習慣化の効果は?できたら続けるのがつらくなくなる?
ダイエットや筋トレ、受験や資格の勉強など…そもそも続けるのがつらい、っていう方もいますよね。
習慣化したらこの辛さがなくなるの?って疑問もありそうですが、実際のところどうなんでしょうか。
習慣化の効果について、解説していきます。
効果1.面倒なことでも取り組みやすくなる
朝早く起きるのがつらい、部屋を片付けるのがめんどくさい…。こんな事が習慣化することで「面倒だ…」という考えをすることなく、取り組みやすくなってきます。
習慣化して考えずにできるようになったら最高ですよね。
効果2.目標の達成に近づく
目標を立てることが前提ですが、習慣化してコツコツと積み上げられると気づけば「痩せ始めてる」、「筋肉がつき始める」、「テストの点数が上がり始める」…などの目標に着実に近づいていきます。
目標達成は時間がかかるもの。達成した大きな目標を持っている人に、習慣化は必須といえるでしょう。
効果3.自信や自己肯定感が高まる
習慣化して毎日自動的にやるようになると、ふとした瞬間に見た目に現れるほど痩せていたり、筋肉がついてきたりと目に見えて成果が出始めるタイミングがあります。
また、見た目にはなかなか見えなくても、小さい成功を積み重ねていくと徐々に自信がついて、自己肯定感が高まります。
最初はつらいかも知れませんが、だんだんと楽しくなり、更に頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
習慣化できない人の特徴6選
習慣化出来ない人には共通点があります。あなたは当てはまってないですか?
当てはまってても大丈夫、改善、その方にあった方法が見つかります。まずは理解することから始めましょう。
特徴1.目標が高すぎる
目標が高すぎるのが続かない大きな原因になります。
なぜなら、目標が高いとそこに至るまでの道のりが膨大で複雑になり、うまくいかなくなってやる気をそがれてしまうためです。
特徴2.結果を早く求めすぎている
やり始めてすぐに結果を求めてしまうのも、続かない原因です。
なぜなら、目標達成するのには時間が必ずかかるものだからです。
目標する事ばかりに気をとられ、結果がすぐに出ないとやる気がなくなって途中で挫折してしまうのです。
特徴3.やる気だけで乗り切ろうとする
「よし、やるぞ!」と意気込んで始めたものの、すぐに失速して辞めてしまう方も多いです。
なぜなら、モチベーションはどんどん下がっていくものだからです。
「やる気」は起こそうと思って起きるものではなく、「行動を続ける」ことで次第にやりたい気持ちが出てくるものです。
特徴4.やったらやりっぱなしで記録しない
「とりあえずやろう」とただただ続けるだけでやりっぱなしの人もすぐ辞めてしまいます。
記録しないことで成果が見えず、何が結果につながっているかもわからず、いつまで続けるのか・・・?という不安な気持ちになるからです。
また、全く記録しないと振り返ることもしないので、ダメな場合に改善もできず、前進しません。
特徴5.目標や目的がなく漠然としている
目的がはっきりしていないと、ただ漠然と「英語やらなきゃ」「痩せなきゃ」「資格とらなきゃ」となってしまい、まったく続きません。
目的が決まっていないため、具体的な目標も掲げられず、何をしていいかわからない状態に陥ってしまうのです。
まずは「なぜそれをやるのか?」「どこを目標にするのか?」をはっきりさせましょう。
特徴6.スケジューリングが下手
スケジュールを組まないでタダ闇雲に取り組んでも全く続きません。
なぜなら、ゴールに向かってしっかりとマイルストーンが見えていないため、その日に何をやれば良いのか、イメージがつか無いためです。
まずは上記の目的・目標を決めることから始めてみましょう。「いつまでに」と設定すれば自ずと今取り組むべきことが見えてきます。
なぜ習慣化できないのか?
習慣化ができない人の特徴をあげてきましたが、なぜ習慣化出来ないのでしょうか?
原因を見ていきましょう。
理由1. 勢いで始めてしまうから
最初は「さぁやるぞ!」と気合いを入れて高い目標を掲げてスタートしがちです。
すると、最初のうちは頑張れるのですが、次第に「めんどくさいな…明日で良いか」と数日後には完全にやめてしまいます。
実は最初に気合を入れることでアドレナリンがドバっと出るため、最初は興奮状態で行動に移せるのですが
アドレナリンによる興奮状態は長くは続かないため、一気に失速してしまうのです。
理由2. 人は安定を求めるいきものだから
もう一つの理由としては「人は安定を求めるいきもの」だから、という点が上げられます。
なぜなら、人間は安定を保とうとする機能が脳で働くようになっており、変化をひどく嫌う性質があるからです。
これを「現状維持バイアス」といい、これが習慣化の妨げになっていることが多いのです。
つまり、あなたの性格が原因ではなく、人は誰しも習慣化出来ない原因を持っているということです。少し安心しましたか?
習慣化を実現する大事な視点3選
「じゃぁ習慣化なんて無理じゃん!」とあまり悲観しないで下さい。ちゃんとコツがありますよ。
あなたに合った方法を見つけていきましょう。
視点1. 目標高すぎない?目標を低く設定してみよう
習慣化に失敗しやすい原因として目標が高すぎる、という事をあげました。
目標が高すぎるから上手くいかずに逆にモチベーションが下がる、なんてことになります。
目標はあえて低く設定してみましょう。小さい成功体験の積み重ねがモチベーション維持の大事なコツです。
具体的には以下のようなイメージです。
・ブログ100記事書く
→週1記事は書いてみる
・バーベル100kg持ち上げる
→10kgから始めてみる
視点2. 失敗したって良い!完璧主義を捨てよう
完璧主義を貫くと自然と高い目標に対して「失敗できない・・・」という思いに駆られるかも知れません。
すると失敗してしまったときにショックが大きく、一気に心が折れてしまいます。
でも大丈夫です。失敗しても良いんです。人は失敗して学んで、改善していくことで成長していきます。
失敗したら原因を探り、そこを改善していくことが出来れば、前に進めるのです。
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視点3. じっくり焦らず。長期的に取り組もう
焦ってつい結果を求めてしまうもの。楽に結果が出ることはありません。楽に稼げる、などは存在しないのです。
最終ゴールに向けて、コツコツと積み上げていくことが何よりも成果につながる近道です。
習慣化の具体的な方法11選
方法1. まずは続けることを目標にしてみる
いきなり大きな目標を掲げて取り組んでも、出来なかったときに大きく落ち込んでしまうもの。
習慣づけで大事なのは、とにかく小さくても続けることです。次のように「今日も出来た」と思えることを目標にしましょう。
・ダイエットで10キロ痩せる
→まずは毎日ジョギングを10分だけする
・腹筋を割る
→まずは腹筋を1日10回だけする
・ブログで5万円稼ぐ
→まずは毎日1時間ブログに触れる
まずは続けること自体を目標として、日々出来た自分を褒めるようにするとモチベーションが下がらなくて済みます。
方法2. 具体的な数値目標にする
目標は具体的な数値を落とし込み、定量的に成果を図れるようにしましょう。
具体的な目標がないと、「なにを?」「どこまで?」がない状態のためなぁなぁにしてしまい、習慣化につながりません。
・毎日ジョギングをする
→毎日10分ジョギングをする
・毎日腕立て伏せをする
→毎日腕立て伏せを10回する
・毎日ブログを書く
→毎日ブログを30分書く
のように、後で振り返った時に基準となるような具体的な数値を入れるようにしましょう。
方法3. 思い立ったらすぐやってみる
「このやり方で本当に大丈夫かな?」「今日は忙しいから明日からにしようかな?」
なにか新しいことを始めるときはいろいろ考えてしまいますよね。
考えてばかりでは行動につながらないです。思い立ったらすぐに始めてみましょう。
人はやる気を出して行動するのではなく、行動してみてからやる気が出るように出来ています。
ボクもブログを始めるまでは不安が尽きず色んな下調べをしてきましたが、結局不安が晴れるわけではなかったので、とりあえず始めてみました。
方法4. できる限りハードルを下げて簡単な目標にする
ハードルが高いとめんどくさくなって続きません。
でもちょっとしたことなら、やってみようと思えますよね。
まずは続けることを目標に、最低限のハードルで目標設定してみましょう。
例えば
・筋トレをする
→毎日腕立て伏せを膝付きで10回
・ブログを書く
→毎日、ネタ集め、キーワード選定、記事構成など、どれか1つ「1回だけ」取り組む。
1日5分~10分くらいから始められるような内容で十分です!
これなら続けられそうじゃないですか?
そして達成できた日には自分を全力で褒めてあげましょう!さらにやろう!と思えるはず。
続けた先に物足りなさを感じたら、数や量をまた無理ない範囲で徐々に増やしていけばいいですよ。
方法5. イレギュラー対策を立てておく
せっかく行動のプランを立てていても、イベントや想定していなかった予定が入り、思い通りにできないことがあります。
そんなときは、イレギュラーに備えた対策を事前に立てておくことで中断せずに済みます。
例えば
・朝散歩したいけど雨が降っている
→雨の日は家でストレッチをする
・いつもは電車で座って読書をしているけど混んでいて座れない
→オーディオブックで耳読に切り替える。
また、1日も欠かさずやろうとするとプレッシャーになり、1度出来ないだけで落ち込んだり挫折してしまうものです。
そんなときは「週1回までは出来ない日があっても大丈夫」と自分を守るルールも作っておきましょう。
全く同じ決まった行動でなくとも、少しでも別の手段でも続けることが習慣化につながります。
方法6. やるタイミングを具体的に決める
1日のスケジュールの中に、具体的に落とし込んでしまいましょう。
空いた時間でやるだと、他の予定が入ってきたときに後回しにしてしまい、ついには忘れてしまいます。
「朝5時に起きて1時間ブログを書く。」「歯磨きのついで鏡の前でスクワット。」「寝る前に30分読書。」など具体的な時間やタイミングを決めましょう。
また、やる前に準備が発生するとどうしても「めんどくさい」という気持ちが働きます。
その気持ちがおきるまえに、自動的に行動に移せるようにしたいですね。
朝ジョギングするなら、前の日に着替えを用意しておく。もしくは着て寝る。
勉強するなら、ノートを開いておく。ダイエットで毎日体重管理をするなら、鏡の前に体重計を置いておくなど、
すぐに行動に移せるような環境作りも大事ですね!
方法7. 別の習慣できているものに+αしてみる
すでに習慣化出来ていることにプラスαで取り組むようにすると習慣化しやすいです。
例えば以下のように。
・通勤中の電車などの移動中
→オーディオブックで耳からインプット。
・洗い物しながら
→ちょっとスクワットをやってみる。
・お風呂の中
→ブログの構成を考える。
・歯磨きしながら
→ブログのネタを考える。
スキマ時間とも言いますが、すでにやっている時間帯に組み込むことで、新たに時間を生み出す手間もなくなります。(もちろん、無理のない範囲で行って下さい)
以前は移動中の電車でスマホゲームが習慣化してしまって惰性的な毎日を送ってしまっていた私ですが、
同じ電車に乗る習慣の中でやることをインプットする時間に変えたら、非常に前向きに色々と考えることが出来るようになりました。
方法8.とくかく毎日やる
習慣化するために一番大事なことは「続けること」、つまり可能な限りで「毎日」やることです。
これまで述べてきたように、やることを小さく分割してハードルを下げて実践するのがコツです。
今私はTwitter運用を実践している最中ですが、「1日1ツイート」を目標に毎日コツコツやっています。
一方、週末にまとまった時間で一気にやろう!というのもハードルが上がる要因になるのでおすすめしません。
あくまで毎日コツコツ、小さく積み重ねることを意識しましょう。
方法9. 具体的な目標を掲げ、成果を見える化する
せっかく続けるなら、目標を達成しながらやった方がモチベーション維持につながりますよね。
私の場合はTwitter運用だと1日100いいねを目指す、とか今月はフォロワー数○○人増やそう、とか自分なりの目標をもって取り組んでいます。
普通にできるようになってきたら、少し大きい目標に変えていく事でさらに先を目指した行動がとれるようになります。
逆に目標が達成できなかった場合には落ち込んでしまうのではなく、
どこがいけなかったのか?どうしたら改善できるのか?というPDCAを回していくことで日々の変化を感じることができ、それが習慣化につながっていきます。
方法10. まわりに宣言して逃げれない状況を作る
周囲に「毎日○○を実施!」など継続して取り組むことを宣言してしまいましょう。自分を追い込みやらざるを得ない状況を作るのです。
その際に「今月○○を達成!」など具体的な到達目標を掲げることによって、宣言を聞いた人たちは自然と応援してくれるはずです。
応援してもらえるとモチベーション上がりますよね。
目標を持って取り組めば自分自身もやる気につながります。
方法11.一緒にやる仲間を見つけて皆で習慣化を目指す
一緒に出来る仲間が居ると応援しあえて、モチベーションを維持しながら継続することが出来ますね!
身近に一緒にやる人が居ない、そんな場合はオンラインサロンに入ってみるのもよいかと思います。
ちなみにお子さんが居る方は、例えば勉強を継続させたい、というような場合は一緒に勉強してみるというのも大事です。
一緒にやることでお子さんのモチベーションが維持できるはずです。興味を持って一緒に取り組んでみましょう。
定期的に目標を見直そう
上記の方法を実践して毎日コツコツ続けて1ヶ月もすれば十分習慣化出来ているはずです。
次のステップとして、掲げた目標は定期的に見直していきましょう。
SNSであればフォロワーさん100人→500人→1000人など、
1ヶ月おきに小さく振り返り目標の再設定をしていくことで、行動の改善にもつながります。
ブログであれば1週間に1記事かけるようになった→次は週2記事目指そう、
年間50記事目標だったけど、100記事目指せるかな?など進捗に合わせて大きな目標も変えていって問題ないです。
まとめ
色々と習慣化のコツを学んできましたが、あなたにあった方法はみつかりましたか?気負わず気楽に出来そうなことからチャレンジしてみましょう。
そして最後にもう一つ。
例え途中で挫折してしまったとしても諦めなくて大丈夫です。
三日坊主になってしまっても、人間、1度取り組んだことは無駄にならず蓄積されています。
何度でも記事で書いたことを意識してトライしてみて下さい。3日で辞めてしまってもまた3日出来れば、徐々に積み上がっていき、やがて当たり前に出来るようになりますよ。
一緒に頑張っていきましょう!!
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頑張りすぎで疲れてつらいあなたに。肩の力を抜いて”ゆるく”がんばる方法。
頑張るのがつらい、頑張るのがしんどい。この記事にたどり着いた方はそんな思いがあるのではないでしょうか? この記事を読むと頑張りすぎて疲れてしまうこと回避して、心穏やかに過ごせるようになりますよ。 頑張 ...
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